西洋人の動物観
旧約聖書:「創世記」には
神の形に似せて人間を創り、次のように言われました。「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物すべてを支配せよ」と。また大洪水の後には、神はノアとその子供たちを祝福して
「すべての生きて動くものはあなたたちの食料とするがよい」
そう言われて、人間に動物を食べることを許しました。
6日目の神のお言葉として、こう書かれていたんだって。
子供の頃に見た、
ノアの方舟に乗り込んでいく動物たちの絵がなんとなく印象的で好きだったけれど
今、あらためて読むと

けっこう、怖いようなことが書いてあるような気がするのは、ボクだけ?
多分ボクが思っているような、そういう事じゃないんだろうけれど・・・。
ノアの箱舟って、どんなお話だったっけ??
ぅぅうんっ??!
主は地上に増えた人々の堕落(墜落)を見て、これを洪水で滅ぼすと「主と共に歩んだ正しい人」であったノアに告げ、ノアに方舟の建設を命じた。
方舟はゴフェルの木でつくられ、三階建てで内部に小部屋が多く設けられていた。
方舟の内と外は木のタールで塗られた。ノアは方舟を完成させると、妻と、三人の息子とそれぞれの妻、そしてすべての動物のつがいを方舟に乗せた。
洪水は40日40夜続き、地上に生きていたものを滅ぼしつくした。
水は150日の間、地上で勢いを失わなかった。その後、方舟はアララト山の上にとまった。
40日後、ノアは鴉を放ったが、とまるところがなく帰ってきた。さらに鳩を放したが、同じように戻ってきた。7日後、もう一度鳩を放すと、鳩はオリーブの葉をくわえて船に戻ってきた。さらに7日たって鳩を放すと、鳩はもう戻ってこなかった。
ノア601歳の1月1日に水が乾き始め、2月27日に全ての水が乾いた。(創世記第8章13~14)
ノアは箱舟から出て良いとの指示を受け、家族と動物たちと共に方舟を出た。
そこに祭壇を築いて、焼き尽くす献げ物を主に捧げた。
主はこれに対して、ノアとその息子たちを祝福し、ノアとその息子たちと後の子孫たち、
そして地上の全ての肉なるものに対し、
全ての生物を絶滅させてしまうような大洪水は、決して起こさない事を契約した。
肉食文化
遊牧時代のユダヤ民族の主な食べ物は「ヒツジさん」。
でも、神が創られた「ヒツジ」を殺して食べるためには神の許しがなければ食べることができず
神が許すことによって、動物の肉を食べる事が正当化されたんだって。

この旧約聖書の動物観は、キリスト教にも受け継がれていて
キリスト教の世界ではいまでもしばしば、肉食文化の理由になってるんだって。
もし神様が「心臓が動いているものを食べちゃダメ!」って言っていたら
【肉食動物】って今、いなかったのかなぁ。
そう思うと「人間。動物を食べてもいいよー」って言った神様って
なんだかなぁ。
って、思うけど
そうは言っててもボクもお肉、食べるし、な。
食べなきゃ、生きられないし。
なんか、複雑。
(参考文献:愛玩動物飼養管理士テキスト2級-1)
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