動物に対する強い感情によって、いろんな活動を展開させている人々は大きく
□ 動物福祉論者:アニマル・ウェルフェア(Animal Welfare)
この2派に分けられてきたんだ。
アニマル・ライツを提唱する人々は「動物の権利は人間の権利と同等である!」というものから、
「動物はなにか人の役に立つからというのではなく、その動物そのものであることで道徳的に扱われる資格がある」
というものまで幅広く主張しているんだけれど、ただ、この主張は極端になりすぎると
「動物を利用」すること
動物を食べる事
実験に動物を使う事
展示すること
さらには「愛玩(ペット)」として飼育することまでを問題にしてしまうことにもなりかねない。
そして、アニマル・ウェルフェアを提唱する人々は、人間が動物を利用することを、全面的に否定するのではなく、その動物の立場を把握したうえでその動物の福祉がちゃんと満たされているべき。
人間に食べられる動物であろうとも
実験に使われる動物であろうとも
展示される動物であろうとも

最期まで、彼らの福祉に対する気配りが大事でなことで
生活の質を維持してあげることが必要なの、って。
という主張をしているんだ。
でも現実には、動物とのかかわりをもつ人々の大半は「ライツ派」「ウェルフェア派」はっきりと分けることは出来なくて
例えば多くの「ウェルフェア派」を主張する人は、いろんなところで「権利」を認めながらそれを
自分たちの活動に反映させている。

お肉は食べるけど、展示(販売)や実験は認めない!!

愛玩動物と呼ばれる「ペット」と一緒に暮らしているけれど
お肉は食べたくな–い!!
動物のために活動する人々の間には、「動物権利論」「動物福祉論」の両方のどこかに、自分の「バランシング・ポイント」っていうのがあってね
自分の基盤を「ライツ」「ウェルフェア」を時と場合でどちらかにおいて提唱活動をしているのね。
それはアニマル・ライツでも、アニマル・ウェルフェアでもない
動物に関わる人々のほとんどは、その両者の考え方をベースにする
Animal Advocacy: アニマル・アドボカシー
動物の立場を理解し、世に知らせる【代理人】となっていろんな情報の普及をしている人たちのこと。
でも実は、それが最も自然なことだったり。
参考文献:愛玩動物飼養管理士テキスト2級-1
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