猫様が生きていくために必要なことは「食う」・「寝る」・「出す」。
「猫様と一緒に暮らそう」と思ったとき、まず最初に必ず準備しなければならないものが、
「ご飯」と「寝るところ」と、あとは「おトイレ」。
そして、ボクたちの「おトイレ」に欠かせないのが【猫砂】
猫砂は、猫様にとっては「快適」に使えるもので、
下僕にとっては、できる限りお掃除が簡単なものを選びたいものです。
しかし、
猫砂とひとことで言っても、「木(ひのき)・紙・おから・鉱物系」などさまざまな材質のものがあります。
消臭効果が期待できるもの。
吸収力に優れているもの。
粒が大きいものや、小さいもの。
飛び散りが少ないものなど・・・
どれがいいの~~??
はじめて猫砂を買おうと思ってお店に行ったとき、陳列棚にいろいろな素材の猫砂が並んでいると、どれがよいのか迷ってしまいます。
猫が快適に使えるもので
お掃除が簡単で
なおかつ、安いもの
これまで使ってきた「ひのき」「おから+ひのき」「紙」「ベントナイト」の経験から
この記事では、
〇 猫砂の選ぶポイント
〇 猫砂の材質の種類
〇 それぞれの特徴
を、紹介したいと思います。
ぉトイレは本当に大事!
我慢しちゃったりすると、いろんな病気になっちゃうしね
おトイレが気に入らなければ、別のところで粗相しちゃうもんね
我慢できないと、お布団にしちゃうことだってあるんだよー
かつては猫がお外で自由に歩き、遊び・・・も普通のことだったけれど、「完全室内飼育」が当たり前の時代となったいまでは、猫と一緒に暮すためには「猫のおトイレ」も、ちゃんとお部屋の中に準備をしなければなりません。
しかも猫様をお世話するうえで、おトイレが一番大変だったり・・・
猫砂を選ぶポイント
まず、選ぶ大事なポイントとして
「猫が快適に使えるもの」であることも大事ですが、
「飼い主が負担を感じないもの」であることも大事。
毎日消費するものだから、経済的にも負担のないもの。
そして、お掃除に苦痛を感じないもの。
他に、
「ちゃんと固まるのか?固まりにくいのか?」
「燃やせる(普通可燃ゴミ)のか?燃やせないのか?」
ここがポイントになるのでは?と思います。
猫砂の中には「流せるタイプ」もあるけれど、あれはあれで詰まりそうだから、流すには勇気がいるわー。
我が家では流せるタイプの猫砂でも、いったん詰まってしまうと業者を呼んだりと余計な出費になる恐れがあるので「普通(可燃)ゴミ」で出しています
猫が快適に使える猫砂とは
〇 猫が好きな形状・感触のもの
〇 おしっこやウンチをするとき泌尿器が接触しやすいので、細菌などが繁殖しづらいもの
〇 毛繕いなどで肉球やを舐めるので、粒が誤って口に入っても問題のないもの
〇 猫砂のニオイがきつくないもの
ボクたち猫は嗅覚が優れているから、人間にとって「いい匂い」と感じるものでも、
ボクたちとっては「ストレス」になることもあるから気を付けてー。
猫砂のニオイが嫌で、おトイレを我慢して、別の場所で粗相することもあるんだよ。
「形状や感触が好きなモノかどうか?」はそれぞれ使ってみなければわからないけれど、ボクたちは「ひのき」と「紙」の猫砂を使っているよ。
飼い主(下僕)が負担を感じない猫砂とは
〇 価格が安いもの
〇 軽くて、捨てる時やトイレに補充するときに取り扱いやすいもの
〇 おしっこやウンチの後始末が簡単に出来るもの
〇 飛び散りが少ないもの
〇 吸収力・消臭力が高いもの
おかーちゃんは、この順番で選んでいるみたい。
とにかく「安い」「重くない」というのが、一番です。
我が家は7匹の多頭なので、毎日のおトイレ掃除も回数が多く、消費量もハンパないです。
なので、高い猫砂や重い猫砂だと本当に大変です(泣)
あと、いつもネットで大量購入しているので、軽い砂であれば、配送してくれる方の負担も減りますよ(笑)
【価格】についてはどの材質でも、
400円くらいの安い猫砂もあれば、1,000円近くもするような、高い猫砂もあります。
また同じ製品であっても、時期によって安かったり、高かったりします。
いつも楽天市場をこまめにチェックして、お気に入りの猫砂が安いときに大量に購入しています。
猫砂の主な種類
猫砂には、大きく分けて次の5種類あります。
〇 木(ひのき・すぎ)
〇 おから
〇 紙
〇 鉱物
〇 シリカゲル
素材別「猫砂」のそれぞれの特徴
あくまで、使ってみた「私個人の感じ方」です。
木(ひのき・すぎなど)
システムトイレで使う「木質ペレット」に「すぎ」があるようです。
普通のトイレ・トレー用では「ひのき」の猫砂が多いです。
上の商品を好んで使っているのですが、こちらが時々高くなるので、その場合は下の商品を注文しています。
中身はほとんど、変わりありません。
重さ | 軽い |
柔らかさ(踏み心地) | 最初はサクサク。時間が経つとしっとり柔らかめ |
吸収力・消臭力 | 問題なし |
埃っぽさ・飛び散り | 気になる埃っぽさはない。 粒が軽いので肉球にくっつきやすく、床に散らかりやすい |
香り | 開封直後、ほんのりヒノキの香り |
処理(ごみ捨て) | 燃えるゴミで捨てる(流せるタイプもある) 自治体によっては出し方が異なるので、確認が必要 |
おから
使ったのは、「おから」というより、
ほぼ「おから」成分の「ひのきの猫砂」なのですが・・・。
アイリスオーヤマの「ひのきの猫砂」ですが、「あ、安くていいなー」って思って購入したところ、実は「おから」の成分が入っていたためにいつも買っていた「ひのきの猫砂」よりも重くてびっくり。
ネットショップでは、
「ひのきの猫砂」と書かれていても「おから成分」が入っていることがあるので、購入の際はちゃんと、砂の成分を確認しないと、です。
重さ | 「ひのきの猫砂」より重い、 「鉱物系」よりやや軽い |
柔らかさ(踏み心地) | やや硬め |
吸収力・消臭力 | 問題なし |
埃っぽさ・飛び散り | 一粒一粒が硬く、埃っぽさはない。 また粒が若干重いので、ひのきに比べると飛び散りにくい。 |
香り | おから独特のすっぱい感じのニオイが気になる |
処理(ごみ捨て) | 燃えるゴミで捨てる 自治体によっては出し方が異なるので、確認が必要 |
おから購入者さんの口コミを見ると、「軽い」「柔らかい」とあったのですが、私的には「そうかな~;」です。
「100%ひのきの猫砂」に比べたら、おから成分が入った砂はかなり重いです。
紙製
重さ | 最も軽い |
柔らかさ(踏み心地) | 最初はカリカリ。時間が経つ、としっとり柔らかい |
吸収力・消臭力 | 吸収力抜群・おしっこのニオイも気にならない。 うんこは、紙粒の隙間からちょと臭う。 |
埃っぽさ・飛び散り | 使用中はあまり感じない。ただ、袋の最後に細かな紙埃がたまっている。 肉球にかく「汗」でペタリとくっつきやすく、出る時に床に散らかる。 |
香り | 無臭 |
処理(ごみ捨て) | 燃えるゴミで捨てる 自治体によっては出し方が異なるので、確認が必要 「トイレに流せる」をウタっているけれど、ポリマーがすごく膨らむので詰まる可能性がある。 |
紙製の中には「おトイレに流せる」猫砂がいくつかありますが、かといって流すのは、私はあまりオススメしません・・・。
少しずつなら大丈夫だと思いますが、詰まる可能性もあります。
もし詰まってしまって、業者を呼べばかえって高くついてしまいます。
また、その都度おトイレで流せば衛生的にも善いかもですが、「水道代」もかかりますので(苦笑)、燃えるゴミとして捨てたほうが簡単です。
鉱物系(ベントナイト)
重さ | 重い |
柔らかさ(踏み心地) | 硬め。ただし、自然の砂にもっとも近い感覚 |
吸収力・消臭力 | 抜群。ただし、取り出しが早いと固まりは弱い |
埃っぽさ・飛び散り | かなり埃っぽい。 トイレに補充する時から埃(煙)がたちやすい。 猫が掻くときも、埃が思いっきりたつ。床がいつも埃っぽい。 |
香り | 石(砂)っぽいニオイ |
処理(ごみ捨て) | 燃えるゴミ 自治体によっては出し方が異なるので、確認が必要 |
消臭力、固まり具合が確かにどの素材の猫砂よりも抜群で、以前はよく使っていたタイプの砂なのですが、
砂を投入する時や、おトイレの掃除をするとき。
また猫様が用をたしおわったあと、砂をホックリザックリするとき。
おトイレの周りの家具にも埃がつきやすかったことと、濡れた雑巾で拭き掃除をしてもいつまでも床が埃っぽかったこと。
粘土質のベタベタした感じが残っている感じがしたこと。
あと、歳をとるにつれて「重さ」もツラくなってきてたので、今は埃っぽさも少なく、軽い「ひのき」に変えました。
シリカゲル(化学物質)
シリカゲルは使ったことがありません。
うちの子たちで実験するつもりもないので
こちらは、購入者さんの口コミなどからの推測です。
重さ | やや重い |
柔らかさ(踏み心地) | 神経質なタイプの猫ちゃんには× おおらかなタイプの猫ちゃんには〇 |
吸収力・消臭力 | システム(デオ)トイレ用の吸収力は△トレー用は〇 消臭性には優れている。 |
埃っぽさ | 結構、埃が立つらしい |
香り | 時間が経つと、妙なニオイがしてくるようです。 |
処理(ごみ捨て) | 不燃物ごみ 自治体によっては出し方が異なるので、確認が必要 |
シリカゲルには
システムトイレ用の大粒の「シリカゲルサンド」という猫砂と
普通のおトイレ用の細かな粒の猫砂があります。
細かな粒の物は、お煎餅の袋などに入っている「乾燥剤」のようなタイプです。
吸収力は良いのですが、どろ~っとした感じになり「固まらない」ようです。
「システムトイレ」または「デオトイレ」というのは、下の引き出しに「ペットシーツ」を敷いて使うやつ。
猫砂で素早くおしっこを通過させて、猫砂とシーツの両方で消臭させるんだ。
だから、1週間は掃除しなくても良いという、忙しい人にはとても便利なタイプ。
でも、うんこは通過しないで砂の上に残るから結局、毎日お掃除しなきゃならないと思うんだけど・・・。
ボクのうちはこっちの「深型」タイプだね。
余計なパーツがないから、洗う時はこれが一番、簡単なんだよねー。
とはいえ、すべては「猫様しだい」
我が家は今「ひのき」と「紙」を使っています。
両方「ひのき」のおトイレで排泄する仔がほとんどですが、
「おしっこ」は紙の猫砂~♪
「うんこ」はひのき~♪
と、使い分けている子がいるので、「ひのき」と「紙」の猫砂を用意しています(苦笑)
吸収力(固まり具合)は、材質の素材によってちょっぴり差はありますが「ひのき」「紙」「鉱物」を使ってきた感じでは、どれもあまり変わらない気がします。
ひのき・紙製は、鉱物系に比べればやや緩めの塊になりますが、お掃除するには困らないくらいでちゃんと固まります。
消臭力については、猫様がちゃんと「隠して」くれたら、基本どれも臭わなくなります。
まず「おしっこの臭い」は、どのタイプの砂も問題なく消臭力があります。
30年くらい前の「猫のおしっこ」はホント、目にシミるくらい強烈に臭かったものですけど・・・
今はご飯(フード)の品質も良くなったので、おしっこのニオイも昔に比べたら、そんなに臭くなった気がします
問題は「うんこ」のほうです。
「隠さない」ものについては、どんなに消臭力が優れていたって、そりゃーもぅ、くっさぃですよ・・・
で、うちの子。
隠さない奴がいるんですわぁ。
隠しても、ちゃんと隠しきれない子も。
その強烈なニオイに、夜中、起こされることも、しばし。
ご、ごめんにゃちゃぃ
え。かくさなきゃダメなの?
なんで??
砂粒の飛び散りや、消臭については、猫砂の材質がどうのと言うよりは
すべては「猫の性格しだい」なのでは?と思ってます。
猫砂の飛び散りの悩みは、
猫様が用を足したときに、思いっきり砂をホックリ返すかどうかにあるのでは?と思う、今日この頃。
思いっきりホックリ返したり、
勢いよくトイレから飛び出してくれば、砂は思いっきり床に飛び散るし、
そーっと砂を掻いて、そーっと出てきてくれれば砂もそんなに飛び散りません。
砂を数粒しか落とさない子もいれば、
アホみたいにムキになって、砂をほりくり回して床一面にバラまく奴がいる我が家の猫様たち。
にゃにごとも
豪快にやってこそ 男だからな!
ただ。
間違って「おから入り」を購入してしまったときに気付いたのですが、「ひのき」だけの猫砂で使うだけより、「おから入り」の、ちょっと粒が硬めの砂と混ぜて使ってみたところ、砂の飛び散りが半減した気がします。(おからの砂が重いので、あまりはじき出されることがなかったようです)
まぁ、あくまで我が家の場合です。
炭酸カルシウムの添加された砂だけで使うと、ちょっと硬すぎて、砂が掻きにくくなるようです。なのでこの「おから」の猫砂だけのおトイレにはあまり入りたがらないようにも感じられます。
「ひのき」の柔らかい砂を混ぜてあげると、ちょうどよく砂が掻けるようです。
あと、
どの材質の猫砂も、吸収力が優れているゆえなのか?
時間(日数)が経つと、空気中の湿気を吸収し、粒がふやけ、「くて~ん・ふにゃ~ん」とした感じになっていきます。
(夏場の湿気が多いときは特に、「くて~ん・ふにゃ~ん」が早まります)
くて~んとなった砂は、すでに水分を含んでしまっているせいなのか?
ちょっと固まり具合が弱いかな~と感じることがあります。
なので、定期的に「全替掃除」をしたほうが良いです。
また、フローラル系やお茶などの香りのある「猫砂」があります。
ニオイ付きの猫砂は使ったことがないので、どんなニオイがするのかはわかりません。
ですが、口コミを見ると
「ニオイが軽減される」
「ニオイがまったくしません」と高評価ではあります。
人工的な香り付きの猫砂は、人間にとっては臭い「ニオイ」をごまかすためには良いのかもしれません。
ですが、人間より嗅覚の優れた猫様にとっては、避けたほうが良いかもしれません。
感じ方には猫様にも個体差がありますが、
刺激の強い香りは猫にストレスを与えるだけでなく、トイレそのものを嫌がり、排泄を我慢してしまい、結果、おトイレではないところで粗相してしまう可能性があります。
我慢することで、便秘になったり、尿毒症になったり・・・いろいろな病気を引き起こす原因になることもあるかもしれません。
これもまた、「猫様次第」かなぁと思いますが。
また猫は、アロマ成分を分解する機能が著しく低いため、中毒症を起こす可能性もあります。
使っている「香料」のなかには、もしかすると知らず知らず、猫にとって危険なものが含まれている場合があるかもしれません。
なるべく、「香料」のないものを選んであげたほうがいいのかもしれません。
ひのきの猫砂は、時間が経つと匂いが消えてしまいますが、開封直後は天然の木の匂いがして癒されますよ~。
次の記事では
猫砂に使われている「素材」とその「安全性」について書いてみました
\ 猫様と暮す大変さについて書いてます /