「愛玩動物飼養管理士」って、何だろう?
何の役に立つのだろう?

「愛玩動物飼養管理士」というキーワードを初めて目にする方はまず、そう思いますよね
「愛玩動物飼養管理士」とは、【愛玩動物】と一緒に働くために必要なスキルになります。
この記事では「愛玩動物飼養管理士」について、
なぜ愛玩動物と呼ばれる子たちと一緒に働くためには必要なのか?についてお話しますね。

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「愛玩動物飼養管理士」とは、動物と一緒に働くために必要なスキル(資格)のひとつ
私がこの「愛玩動物飼養管理士」という資格の存在を知り、取得しようと思ったのは、
その当時

この仕事、辞めよっかなぁー。
「社畜」から解放されてさぁ~、大好きな猫様たちに囲まれて、のんびり「猫カフェ」を開業しようかな・・・ぁ
なんて思っていたからです。
大好きな猫様たちに囲まれて一日を過ごす。
猫好きさんには、それはもう夢のような時間ですよね。

でも、いろんなことを考えた結果。
猫様の命を扱うお仕事は、「自分にはちょっと無理だな」と、猫カフェは諦めましたが・・
そうなんです。
「猫カフェ」をやろうと思ったら、この「愛玩動物飼養管理士」の資格を取得しなければならないのです。

あ、別に「愛玩動物飼養管理士」じゃなくても良いのですが・・・。
手っ取り早く?!取れるのがこの資格だな、ということで。
「猫カフェ」だけじゃありません。
ドッグカフェ、ウサギカフェ、ハムスターカフェ、ハリネズミカフェ・・・ミニブタカフェ。
他所様の大切な子を預かるペットシッターなどなど。
営利(お金儲け)を目的として動物を扱う場合には、この資格が必要になってくるのです。

では、ちょっと長くなりますが詳しくお話していきますね。
(といっても、それほど詳しいわけでもないのですが)
【愛玩動物飼養管理士】の資格が必要になる理由
「第一種動物取扱業」の申請(届出)のため
「猫カフェを開業しよう!」と思った時、まず頭に浮かぶことはなんでしょう。

カフェというからには
飲食物を提供するので、飲食店営業許可の届け出が必要です!
「カフェ(飲食の提供)をやるのだから、飲食店としての営業許可さえあればいいんだろうなぁ」って思うのではないでしょうか。
私も最初はそう思っていました。
ですが調べていくと、ただの「カフェ」を開業するだけなら「飲食店営業許可だけ」でよいのですが、そこで「猫も一緒に働く」となると、そのほかにも、どうしても必要になるものがあったのです。
それが次の届け出です。
これをクリアしないと、「猫カフェ」を開業することができません。

「第一種動物取扱業」??
なんじゃそりゃ??
他にも、「防火管理者」なども必要になってきます。


猫カフェを起業するために必要な許可・資格等は、【飲食物】を提供することを前提にして
◆飲食店営業許可・食品衛生責任者
◆第一種動物取扱業の登録・動物取扱業の登録・動物取扱責任者
◆防火管理者
これらが必要になります。
自販機などの簡易的な提供の場合は「飲食店営業許可・食品衛生責任者」は不要のようですが、
(この辺は、各自自治体に確認してみてくださいね)
「猫カフェ」を開業するためには必ず【第一種動物取扱業】の登録が必要になります。
第一種動物取扱業者は、
動物の適正な取扱いを確保するための基準等を満たしたうえで、「事業所・業種」ごとに都道府県知事又は政令指定都市の長の登録を受けなければなりません。
申請した後、「書類審査・施設の検査」などを受け、審査に合格したのち、登録証が交付されます。
税務署にも開業届等も提出する必要があります。
で。「第一種動物取扱業」とは?

第一種動物取扱業って・・・なに??
業種 | 業の内容 | 該当する業者の例 |
販売 | 動物の小売及び卸売り、 並びにそれらを目的とした繁殖 又は輸出入を行う (その取次又は代理を含む) | ◆小売業者 ◆卸売業者 ◆販売目的の繁殖 または輸入を行う者 |
保管 | 保管を目的に顧客の動物を預かる | ◆ペットホテル業者 ◆ペットのシッター ◆美容業者(動物を預かる場合) |
貸出 | 愛玩、撮影、繁殖 その他の目的で動物を貸し出す | ◆ペットレンタル業者 ◆撮影モデル・映画等のタレント 繁殖用等の動物派遣業者 |
訓練 | 顧客の動物を預かり訓練を行う | ◆動物の訓練・調教業者 ◆出張訓練業者 |
展示 | 動物を見せる 動物とのふれあいの提供を含む) | ◆動物園 ◆水族館 ◆移動動物園 ◆動物サーカス ◆動物ふれあいパーク ◆乗馬施設 ◆アニマルセラピー業者 (「ふれあい」を目的とする場合) |
競り あっせん | 動物の売買をしようとする者のあっせんを 会場を設けて競りの方法により行う | ◆動物オークション (会場を設けて行う場合) |
譲受飼養 | 有償で動物を譲り受けて飼養を行う | ◆老犬老猫ホーム |
猫カフェは、「動物を見せ、ふれあいを提供する」展示となり、
営利を目的として動物を扱うために「第一種動物取扱業」にが必要になります。
この「第一種動物取扱業」の登録申請には動物取扱責任者が必要になります。
動物取扱責任者は常勤の職員から専属として選任して事業所ごとに配置すること、と定められています。

以下は、私の住む自治体の第一種動物取扱業(動物取扱責任者)の登録に必要な条件です。
1から4のうち、いずれかが必要になります。
これは、どの自治体も同じだと思います。
(ご自身が住む自治体の条件をご確認くださいね)
1.獣医師の免許を取得していること
2.愛玩動物看護士の免許を取得していること(新設の国家資格のため、現時点で該当者はいません)
3.実務経験(又は飼養経験)+教育機関の卒業
4.実務経験(又は飼養経験)+動物に関する資格の所有
注意事項
・「実務経験」は業種別に該当する半年以上の常勤である必要があります。
・「飼養経験」は実務経験と同等の1年間以上の経験である必要があります。
・「教育機関の卒業」は種別に係る知識及び技術について1年間以上教育する学校等の卒業をいいます。
・「動物に関する資格」は公平性、専門性のある団体が行った試験により資格等を得ている必要があります。
・動物の愛護及び管理に関する法律第12条第1項から第7号の2で定める欠格事項に該当する者は、動物取扱責任者にはなれません。
(2022年3月現在)
すでに動物関係の専門学校へ通っている場合は「3」をクリアすることが出来ますが、
今から「脱サラ」をして「猫カフェ」をやろうとした時に、これから専門の学校へ通うには時間も費用もかかりますよね。

ということで、
学校へ通うより短期間で、お手頃な費用で条件をクリアできるのが「4」になります。
愛玩動物飼養管理士の資格は、
この「第一種動物取扱業」の届け出に必要な「動物取扱責任者」の要件を満たすことができるのです。
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【愛玩動物飼養管理士】を取得しておきましょ
「愛玩動物飼養管理士」とは、ざっくり言えば
猫や犬、ウサギやフェレット、ハムスター、インコやオウム、爬虫類など
「愛玩動物」と呼ばれる子たちを適正に育て、扱い、管理していくスペシャリストになるための資格です。
\申し込みから資格取得までの流れはこちらで書いてます/

「動物取扱責任者」の選任が必要な仕事
〇 販売:小売・卸売・販売目的の繁殖または輸入・通信販売など
〇 保管:ペットホテル・ペットシッター・トリマー(動物を預かる場合)
〇 貸出:ペットレンタル・映画タレント・撮影モデル・繁殖用の動物の派遣
〇 訓練:トレーナー
〇 展示:動物園・水族館・ふれあいパーク・サーカス・乗馬施設など
これらそれぞれに「動物取扱責任者」の選任が必要になります。
私の夢は「猫カフェ開業」でしたが、「トリマーになって自分のお店を持ちたい」と思っている人も多いのでは?と思います。
学ぶ場所(受講方法)にもよりますが、しっかりした学校に通って【トリマー】の資格を取得し卒業しても、どうやら【保管】の責任者にしかなれないようです。
なのでこの「愛玩動物飼養管理士」の資格を別で取得している方も多いようです。

私がこの資格を取得するために参加した「スクリーニング(受験)」にも、地元のペット専門学校の学生さんがたくさん参加されていました。
会場にいた8割くらいが、専門学校の生徒さんだったと思われます。
同じような要件を満たすことのできる数ある資格の中でも、この「愛玩動物飼養管理士」は、専門学校でも取得を薦めている資格のようです。
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「猫カフェ開業」を夢見ているなら早いうちに取得しておきましょう!
猫カフェに限らず、「動物たちとカフェをやりたい~」と思っているなら、まずはこの資格を取得しておきましょう。
なぜなら。
「愛玩動物飼養管理士」の取得は受講から試験まで約1年という時間がかかりますが、この資格を取得さえしておけば、認定登録後は更新の必要がありません。
受講資格があるのは満15歳以上の方になりますが、2級はそれほど難しい内容ではないので、
「今はまだちょっと無理だけど、いつかは猫カフェをやりたいな」と思っている方は、「愛玩動物飼養管理士」の資格だけでも、今のうちに取得しておくとよいでしょう。
また、1級を受講・受験する場合でもまずは「2級を取得していること」が条件になります。

「愛玩動物飼養管理士の教育課程」を採用している動物関係の学校も、全国に多くあるんですよ
採用スクール一覧
猫様と働くことが難しくなってきている現実

でも残念ながら現在は、実はまだ、この資格を取得しただけでは「猫カフェの開業」はできないようです。
当時、「猫カフェをやろう」と思ってこの資格を取得したときは、「半年以上の実務経験」もしくは「動物に関する資格の所有」(どちらか一方)ということだったと記憶しているのですが・・・。
現在よく見ると「もしくは」ではなく、「および」半年以上の実務経験と書いてあります。
つまり、「資格の取得」と「実務経験」の必要になっているようです。
多頭飼育崩壊問題やら、不衛生な中での管理。
経営がうまくいかず、途中で手離してしまった経営者。
適正に「管理・運営」できない人が増えていくたび、どんどん要件が厳しくなっているようです。

あるいは、
「実務経験」がなくても「飼養経験」があれば良いそうなのですが、
「飼養経験」といっても、ただお家で「かわいい、かわいい」と育てているよ!・・・ではダメなんだそうです。
ちゃんと、
ご飯も時間通り、きっちっと分量通り与え、排泄物の量や色などの健康チェック。
定期的に体重測定をしたり・・・などなど。
「成長」と「健康管理」などを規則的に記録したりするような、しっかりした育て方のことを言うようです。
猫様の【健康管理】をちゃんとしたいなら、このおトイレがおススメ。
面倒な、毎日の細かな尿のチェックをこの1台がしっかり見守ってくれます。
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やるからには自分が「動物取扱責任者」に
どこかの猫カフェで「従業員」として働くなら「愛玩動物飼養管理士」はとくに必要のない資格です。
でもそれでは、いくら大好きな猫様たちに囲まれていても、経営者でなければ自分の思うようにはできず、なんとなく微妙。
やはり自分のお店をもって、自分のペースで、大好きな猫様たちと過ごしたい。
もちろん。
自分じゃなくても、雇う従業員の中で誰かひとり「動物取扱責任者」の要件を満たす人がいて、その人を責任者にすることでも大丈夫なのですが・・・

やっぱり自分のお店なのだから、自分が「動物取扱責任者」になりたいですよね。
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その猫カフェの夢も今では・・・

やっぱり、自分の大事な猫を他の人に触らせたくないな・・・

自分に懐かない子が他の人に懐いている姿を見たら・・・腹たちそー。

命あるもの。
もし死んでしまったとき、はたして私はそれに耐えることができるだろうか?
などなど。
共に働くことになるだろう「猫様たちのこと」をいろいろ考えた結果
「うん、私には無理!」と、早々に諦めましたが(苦笑)

もちろん猫カフェの開業・運営には、人件費(自分のお給料)だけじゃなく、
電気代・水道代・仕入れ・猫様のご飯・トイレなどの消耗品などなど、【資金】がものすごーくかかることも考えておかないとですよ。
「資金がなくなった!」からと言っても、勤めていた会社を辞めるように「猫カフェ」を辞めるわけにはいきません。
猫カフェを閉じた後、これまで一緒に働いてくれた猫様たちをどうしますか?
保健所に連れて行く、なんて選択は言語道断ですからね!
猫様と働くことを諦めたけど、勉強したことは無駄にはならない
じゃぁ猫カフェの開業を諦めた今、「愛玩動物飼養管理士」の資格を取得して何かほかに役に立っているの?
そう思いますよね。

正直に言えば、今の私にはあまり必要のない資格だったかもしれません。
ですが愛玩動物飼養管理士の受験のための学んだことは、無駄ではありません。
犬やウサギ・鳥類や爬虫類などなど、いろんな動物たちの「へぇー、そぅなんだー」を知ることができたし、最近よく見聞きする「アニマルウェルフェア」についても理解することが出来ます。
とある化粧品メーカーのホームページに書いてあることも、ここで学ばなければ「なんのこっちゃ?」な内容も、今なら「なるほど、これねー!」って思えます。

「ドレイズテスト」のお話だよ
私はこの資格を受講しておいて良かったと思っています。
それに、もしかしたらこの先「ペットの預かり」など、まだ猫様(ペット)と働く機会は他にもあるかもです。

実務経験をどうクリアしよう?という問題は残りますが・・・

今からボクたちの「健康管理記録」をしっかりつければいいんじゃない?

そしたらー。
これから、「ご飯」も「おやつ」決めた時間、適切な量しかあげられんけど・・・いい?

それは・・・困る
「保護猫」「預かり猫」のボランティア活動をするなかでも、
「愛玩動物飼養管理士」の資格があるかないかで、信頼度も変わってくると思いますよ。
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