【完全保存版?!】猫歴40年以上の下僕がぶっちゃける「猫と一緒に暮らすメリット・デメリット」

愛玩動物飼養管理

誰に媚びることもなく、自由気ままで愛しい「猫様」は

遊びたいときに遊び
眠たいときに眠る

抱っこをしようと手を伸ばした瞬間に「逃げた!」と思えば、ご飯が食べたいときや甘えたいときにはすり寄ってくる。そんなツンデレぶりは、猫好きにはそりゃぁもぅ、たまりません。

かわいい猫動画や動物番組を観ていると「私もかわいい猫に癒されたい」と思うことでしょう。

今まで「イキモノ」と暮したことがないけれど、そんな「猫様と一緒に暮してみたい!」と思っているあなたへ伝えておきたいことがあります。

それは、猫に限ったことではなく「イキモノ」と一緒に暮らすということは、今あなたが思っている以上に、実は大変だということ。

そして思っていたより「大変だからもう一緒に暮らすのは無理です」と、途中で手放す(飼育放棄)ことは動物虐待になるということ。

そんなことになる前に。

子供のころから数多の猫と暮し、現在7頭の猫様たちと一緒に暮らしている猫歴40年以上の「猫の下僕」が、これから猫様と一緒に暮らすメリット・デメリットをぶっちゃけますね。

 「猫様との生活」メリット

メリットはない。

メリットとかデメリットとか、そんなことを考えて一緒に暮らしてきたことはないので、
ずっと考えてみたけれど、あえて「メリット」というものが思いつかなかったです。

体調が悪くても、看病してくれるわけでもなく。
忙しくても、お手伝いしてくれるわけでもなく。
当たりの宝くじ(金運)を引き寄せてくれるわけでもなく?!

それでもあえて、猫様と暮すメリットは?と聞かれるなら、ただただ【可愛すぎる】【癒されるぅ】それだけしか浮かびません。

でもそれこそが、猫をこよなく愛する「猫の下僕」が、ツンデレ猫様と暮す最大の「メリット」なんですけどね(笑)

特に猫が好きというわけではなく、なんとなく「猫と暮してみたいなぁ」と思っているだけなら、猫様と暮すということは実は「癒される」と感じる前に、「デメリット(大変なこと)」ばかりだったりします。

 「猫様との生活」のデメリット

猫って、思っているほどに一緒に暮らすのは簡単じゃないですよ。
猫に限らず、「生きている」ものと暮すということは大変なんです。

 排泄物が臭い

猫様を初めてお家に迎えて、まず最初に「えー。」って思うのは、排泄物のニオイかもしれません。

猫は肉食動物なので、排泄物のニオイは結構強烈です。
それでも、今はフードもだいぶ改良されているので、昔ほど臭わなくなったような気がします。(慣れかもしれません)
ドライフードしか食べない今の子たちは、ウェットフードを食べていた子ほどニオイがあまり気にならないです。

それでもウンチはやっぱり臭いです。

寝ていても、その強烈なニオイに起こされることもしばしば。
砂で埋めてくれればすぐにニオイは消えるけれど、砂で隠さない子もいるので、起きて片づけないと寝ていられないこともあります。

猫は外敵に存在を知られないように、ニオイを発するもの(排泄物)を砂で隠すイキモノだけど、外敵のいない「室内」では、排泄物を隠さない子もいるんです。

ちなみに、おトイレの砂代の費用も結構かかります。
これまで購入してきた砂の中でも、一番安くて1袋400円前後です。
それを毎週3袋くらい消費するので1週間で1,200円くらい。
ひと月だと、5,000円くらい。(7頭分ですけどね)
あと、排泄物交じりの重たくなった砂を、ごみ集積所に出す手間もありますよー。

 おトイレで排泄しない(できない)こともしばし

人間だって、汚いおトイレには入りたくないですよね?
同じように、猫様も汚れたおトイレには入りたくないものです。
「面倒だしー。」と、お掃除を怠けてしまい、溜まった排泄物でいつまでも汚れていたりすると、おトイレ以外のところで排泄しちゃいます。

あるいは、飼い主さんの気を引きたかったり、ストレスが溜まっていたり
あえて、おトイレ以外のところで排泄する子も稀にいます。

また、尿路結石になりかかって、ちびちびと、あちらこちら漏らしたり、ということも。
フローリングなら、簡単に拭き掃除ができるけれど、
だいたいが寝具(しかも羽毛)だったり、カーペットだったり。

さらに、高齢になった猫はキレが悪く、そちこちでウンチを落とすことも。

何度、気づかず踏んづけた事か・・・。

 掃除したばかりのトイレでウンチします

排泄物をキレイに取り除いて、新しい砂を足して。
おトイレの周りに散らかった猫砂を集めて捨てて・・・。
やっと綺麗にしたおトイレ(&おトイレ周り)
彼らは、おトイレが綺麗になるのをずっと待っていたので、お掃除が終わった瞬間、おトイレに飛び込みます。
5分もたたずに「シャッ、シャッ、シャッ♪」砂をかく音が聞こえてくると、正直ヘコみます。
疲れていたりする日は、ちょとイラつきます。
でも、怒れません。
生きている以上、排泄するのはごく普通のことなのですから。

 家じゅう、毛だらけ

はっきり言って、黒い服は着られません。(まぁ、私は気にせず着てますけど)
気が付けば全身、猫の毛だらけです。
毎日どんなにキレイに部屋を掃除したって、ふと見ればあちこちに毛が着いてます。

換毛期はさらに大変です。

猫様の毛の付着した服をそのまま洗濯すると、ほかの洗濯物にも毛が付着します。
タオルに付着したら、そりゃーもぅ最悪なことに。
洗顔した顔を拭く時、付着した毛でちくちくします。
なのでお洗濯前に、服についた毛をコロコロで取り除かなければなりません。

面倒です。

 ところかまわず爪をとぐ

もう、気にしてませんが。
我が家の柱、壁・・・爪の引っかかるところ、全部ボロボロです。

ソファー、絨毯、カーペット、畳、カーテン。
気づけば、楽しそうに爪とぎしています。

専用の爪とぎを用意しても、その時、爪とぎしたい場所で爪をとぐ。
それが、猫様です。

 夜中、突然はじまる睡眠妨害の大運動会

普段はおとなしく静かなイメージの猫様ですが、実は夜行性のイキモノです。
なので、夜になると元気いっぱいになる子もいるのです。

我が家の猫様たちはみな、それ相応の年齢になったのでだいぶ落ち着いたけれど
それでも時々、なんのスイッチがはいるのか?
暗いお部屋のなかで、寝ている飼い主の布団(体)の上を、ものすごい勢いで右へ左へと踏みつけて走る大運動会が始まります。
ときに顔面すれすれに、頭の上も勢いよく飛び越えていくので、ちょっと怖いです。
また、夜中に大声で鳴いて起こされることも。(猫の夜泣きには、いろいろ理由があります)

 廊下・階段も傷だらけ

猫様は普段、爪を隠して歩いている。というイメージですが、やっぱり多少は出ているんですよね。
大運動会に興奮して、家じゅうを走り回ったりすれば、滑って転ばないように踏ん張ったりでなお爪が出て、廊下や階段の床を削っていきます。
気が付けば、廊下も階段も無数の爪痕で傷だらけ。

 ところかまわず、突然ケポ(ゲロ)る

猫様はとにかく、そこらじゅうでよくケポってくれます。
「ぅけっ、うけっ」という声が聞こえたら、そりゃぁもぅ、どんなに深く寝ていたって一瞬で目を覚まします。
自分の寝ているお布団の上だろうが、横で寝ている兄弟たちの頭上だろうが、ソファーの上だろうが、パソコンの上にだって、そのとき居る場所でケポります。

これが別の部屋だったり、出かけていたりして気づかないと、「え、これ、いつの?」という、カッピカピになったケポを数日後に発見することも。

ケポのお掃除、はっきり言って面倒です。できれば見て見ぬふりしたいです。でも、自分で片付けないと誰も片づけてくれません。

本当に、面倒です。

 お布団が占拠される

「さて、寝ようかな。」と思ったとき、お布団の真ん中ではすでに猫様が爆睡中。
起こすことも、どかすこともできず、お布団の隅っこからこそーっと入らなければなりません。入れればまだ良いです。

寝ている間にも、いつの間にか占拠されてしまっていること、しばし。
寒さで目を覚ますと、寝る前にはいなかったのに、いつの間にかお布団の真ん中で猫様、爆睡

 具合が悪くても猫様のお世話をしなくてはなりません

あなたのほかに、お世話をしてくれる家族がいれば心配ないのですけどね。
もし一人暮らしで猫様のお世話をしようとしたとき、あなたがちょっと具合が悪く「だるい」「しんどい」「動きたくない」と思っていても、猫様のお世話だけはちゃんとしなければなりません。

ごはんをあげて、おトイレのお掃除をしてあげて・・・。

 旅行はあきらめてください

猫だけでのお留守番は、ご飯・おトイレの環境を整えても、せいぜいが1泊です。

そもそも、お留守番させてる猫様のことが心配で、せっかくの旅行も楽しめないです。

お留守の時の強い味方?!でもなるべく、ご飯は飼い主さんから直接あげたいものですね。

 日々、脱走防止に気を遣う

隙あらば、脱走しようとしている猫様。
どんなに気を付けていても、ほんのちょっとのうっかりで、窓や玄関を開けた瞬間に勢いよく飛び出してしまうことがあるんです。

無事にお家の中に連れ戻すまで、「事故に遭ったらどうしよう?」「このまま会えなくなったらどうしよう?」心配と恐怖で心が潰れそうになります。

 食費がかかる

当たり前のことですが、猫に限らず、犬だってほかのイキモノだって、生きているものは「ごはん」を食べなければなりません。
我が家の場合7頭いるので、1頭あたりのフード代があまり参考にはならないのですが、だいたい一般的なフード「600gで500円前後」のものを1か月4袋を消費することになるかな?という感じです。
一緒に暮らし始めのころはあまり気にならなかもしれません。
が、そのうち、じわりじわりとお財布の負担になるかもしれません。

計算方法
体重4kgで1日70g×30日=2,100g
2,100g÷1袋600g=3.5袋

(参考フード)

この「一般的なフード」の金額で単純計算すれば(500円×4袋)2,000円×12ヶ月=24,000円
これだけを与え、室内飼育の平均寿命と言われている15年、生きてくれるとしたなら、360,000円はかかるという計算になるかと思います。

これを安いと思うか、高いと思うかは人それぞれかな・・・と。

もちろん、これより安いフードもあれば高いフードもあります。
また、猫様が、尿路結石症になったり腎臓病になったりすると、「療養食」に切り替えなければなりません。
療養食はどの種類もだいたい2kgで4,000円前後。

フードのほかに「おやつも食べさてあげたいな」と思えば食費はさらにかかっちゃいますね(苦笑)

 食べ物の好みが激しい子も

ずっと同じフードを食べる子もいるけれど、昨日まで食べていたフードを、今日突然、食べなくなることなんて、しょっちゅうです。
療養食を食べさせないといけないのに、食べてもらえなくなると、ほとほと困ります。

 「ごはん!」と夜中に起こされます

夜中の2時だろうが3時だろうが、お腹が減って目を覚ますと、ぷにぷにした肉球で顔を叩かれ起こされます。
寝たふりしてもダメです。猫様、あきらめません。
ごはんが食べられるまで、さらに「爪ぷち★」攻撃で起こしてきます。
「爪ぷち★」地味に痛いです。
これ、最初のしつけの問題ですが(苦笑)

 保護(野良)猫の場合は、思うように懐かない子もいる

いつの間にか家に居ついていた保護猫兄弟たち。(ベランダから好き勝手に出入りしてました)
ご近所からのクレームと、危険から保護するために家の中に閉じ込めることになってしまったのだけれど、5年も一緒に暮らしていても、いまだに抱っこをさせてくれなかったり、抱こうと近づくとシャーシャー威嚇されたり。

でもそれはきっと、お外で暮らしていた時に怖い目に遭ったからだと思うので、焦らず怒らずに、温かい目で見守りましょ。

ぬいぐるみではない、心を持っている「イキモノ」なのだから。
まだまだ時間はかかりそうだけど、いつかきっと心を開いてくれるはず。

 医療費が高い

これは、猫に限ったことではないですけどね。

どんなに健康であっても、1年に1度は「ワクチン」の接種で病院のお世話になります。
接種する内容にもよるけれど、私がお世話になっている動物病院では~5,000円かかります。
健康診断も必要ですね。
多頭なので念のために「エイズ検査」します。検査に5,000円かかります。

去勢や避妊の手術もしてあげたほうが良いです。
去勢(♂)で15,000円から25,000円が相場です。
避妊(♀)で20,000円から35,000円が相場です。

手術しないと、繁殖期のたびにマーキングされちゃいます。
マーキングでスプレーされた尿は、思いっきりクッサイです。

うちの子たちは、最初の繁殖期を迎える前に手術したので、どの子もマーキングしないようなのであのニオイ、忘れましたが(苦笑)

病気になったりケガをすると、さらにびっくらぽん!の治療費がかかります。

腎臓が少し悪い子がいるのですが、お薬代が1か月7,000円。
療養食は2㌔で5,000円。
腎臓が悪くなると治ることはないらしいので、この出費が毎月かかります。

 私はこのあと7回、泣くことになります

猫様の寿命は15年から20年と言われていますが
猫様、確実に私より先に死にます。

これまでも、いくつもの別れを経験してきたけれど、こればかりは慣れるものではありません。
一緒に暮らし始めた日から、いずれかならずやってくる「猫様とのお別れの日」も、覚悟しておかなければなりません。
私はこのあと7回。
悲しいお別れをしなければならないのです。(その日が来ないことを祈りたい)

 まとめ

初めて猫と暮すと、まだまだ「え?」と思うことがあるかもしれません。
でもこのデメリットを受け止める自信がなければ、今はまだ、猫と暮すことをあきらめたほうが良いと思います。

猫のためにも
あなたのためにも

猫と一緒に暮すということはデメリットなことばかりけれど、それでも私がこんな猫たちと一緒に暮らしているのは、やっぱり猫が大好きだからです。
猫が「猫様」だからなのです。(なんのこっちゃ。ですね)

デメリット以上の「癒し」と「幸せ」をくれる猫様たち

猫のことが本当に大好きだからこそ、これらのデメリットも愛おしくなってくるんです。

もしそれでも「猫と一緒に暮したい」と思ったら、覚悟を決めて家族に迎えてください。

そして、途中でその命を自分勝手な理由で手放すことがないようにお願いします。

イキモノと一緒に暮すということは、本当に大変なことなのです。

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