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完全室内だって安全じゃない!猫様のワクチン接種は必要なんだ②

愛玩動物飼養管理

室内で一緒に暮らしていてもね。
猫様が感染症にかからないって保証はない。
細菌やウィルス、ダニやノミ・・・どこから侵入するか解らんもん。

だから、毎年1回。

室内で暮らしている猫様も
ちゃんと「ワクチン」は接種したほうがいいよ・・・って、お話。

【免疫】の基礎知識

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 感染と発症とは

感染

「細菌」や「ウィルス」、真菌、寄生虫・・・
これらの病原体が体の表面にくっついたり、体内に侵入したりして増殖した状態の事。
その結果、生じた病気が「感染症」

発症

感染し、病気の症状が現れた状態を「発症」。

猫の下僕
猫の下僕

感染しても、必ずしも「発症」するわけではないんです。

感染した宿主の「抵抗力」のほうが病原体より強い場合、無症状のままで感染容態が続くことも。
このことを「不顕性感染」といいます。

猫の下僕
猫の下僕

昔、一緒に暮らしていた「ニャ太郎」が、ウィルスキャリアだったけれど、症状は出ず。

ただし。
症状が出ていないからと言って感染していることには変わりがないので、病原体を他の個体に感染させる可能性はあるんです。

宇宙-sora-
宇宙-sora-

だから、ワクチン接種は必要なんだ

猫の下僕
猫の下僕

うちの場合、今はみんな「完全室内」だけど、宇宙-sora-以外は元「野良にゃん」。
今のところどの仔も「感染」「発症」はないけれど、もしかしたら誰かコッソリ持っている可能性もあるので、毎年のワクチン接種は欠かせないのです

 

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 発症を防ぐために

体内に病原体が侵入し、そのまま放っておくと、病原体は増殖。
病気になってしまいます。

動物の体には、病原体などの「異物」から自分の体を護るためのさまざまな仕組みが備わってます。

皮膚や被毛、粘膜が体を覆う「バリア」となって、病原体が侵入しないように護っています。
また、口や鼻から異物が侵入しようとすると、「咳」や「くしゃみ」をすることによって体の外へ排除しようと反応します。

猫の下僕
猫の下僕

このことを「物理的化学的防御」と言うんだって

皮膚や粘膜に傷があったり、蚊やダニに血を吸われるなど、何らかの理由で「物理的化学的防御」を突破し、体の中に病原体が侵入したら、やっつけて追い出す必要があります。

自分以外の「異物」を体の外に追い出し、防御する仕組みを「免疫」と言い、
白血球の中に含まれるいろんな種類の「免疫細胞」が関わっているんです。

猫の下僕
猫の下僕

免疫は大きく「自然免疫」「獲得免疫」のふたつに分かれるんだとか。

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 自然免疫

生まれつき動物の体の中に備わっていて、病原体が侵入するとすぐにはたらいてくれるのが「自然免疫」。

免疫細胞が常に体内をパトロール。
病原体を発見したらすばやく退治してくれます。

マクロファージ(貪食細胞)や、樹状細胞は「病原体」を食べて中に取り込み、分解し処理。
細胞内にウィルスが入り込んでしまった場合は、NK(ナチュラルキラー)細胞が浸食された細胞ごと破壊!

ウィルスの増殖を防ぎます。

 抗体を作って攻撃!獲得免疫

「自然免疫」では適わない病原体には「獲得免疫」が攻撃!

「自然免疫」はどんな病原体に対しても、いきなり攻撃を食らわしていくけれど、
「獲得免疫」は自然免疫を担う「免疫細胞」から相手の情報をもらって、戦略的に攻撃していきます。

自然免疫メンバー

マクロファージ
 病原体を食べて分解する「貪食細胞」
 白血球の中で一番大きな「単球」と呼ばれる細胞がマクロファージや樹状細胞になる。

樹状細胞
 文字通り、木の枝が四方八方に伸びたような形をした細胞。
 ヘルパーT細胞に情報を伝える役目。

NK(ナチュラルキラー)細胞
 キラーT細胞とは異なり、ヘルパーT細胞の指令がなくても独自に体内をパトロール。
 ウィルスに感染した細胞やがん細胞をみつけては除去していく。

好中球
 全体の50~70%を占め、白血球の中でも最も多い。
 特に最近を食べて殺菌。

獲得免疫メンバー

ヘルパーT細胞
 獲得免疫の「司令塔」。
 B細胞に抗体を作らせ、病原体に侵された細胞を「破壊せよ!」とキラーT細胞に指令する。

B細胞
 ヘルパーT細胞から指令が出たら「抗体」を作って放出。
 抗原が排除され感染が治まると、抗原の情報を記憶。

キラーT細胞
 ヘルパーT細胞から指令が出たら体にとって危険となるウィルスに感染した細胞や、がん細胞などを破壊。

制御性T細胞
 免疫細胞による攻撃を「任務終了!」と指示。
 「免疫」が暴走して自己を攻撃しないように抑制も行う。

形質細胞
 抗原の刺激により、B細胞が活性化された細胞。
 抗体を大量に作り出すことができる。

自然免疫として出動した「樹状細胞」は、病原体の情報を食べて分解するときに、獲得免疫の司令塔である「ヘルパーT細胞」に情報を伝達。

「ヘルパーT細胞」は、伝えられた情報をもとに「B細胞」に抗体を大量に作らせ病原体を除去。
さらに「キラーT細胞」にもウィルスが侵入した細胞を破壊するように指示。

自然免疫と比べると、獲得免疫は機能しだすまでにちょっと時間がかかるけれど、
一度作り出した「抗体」は記憶されるので、次に同じ病原体が侵入してきたときに、有効な「抗体」をすぐに作り、すばやく攻撃~!

猫の下僕
猫の下僕

「自然免疫」と「獲得免疫」の連係プレーで病原体から護られいるんですにょ。

 【炎症】【発熱】は免疫細胞が戦っているからなんだ!

体内に病原体が侵入し感染すると、炎症がおきたり発熱したりするけれど、
これは「免疫細胞」が病原体と戦っている証拠。

感染したところに酸素や栄養、白血球に含まれる「免疫細胞」たちを送り込むために、その周りの血管を広げなきゃならないので、患部が赤く腫れたり熱をもったりします。

また、免疫細胞は体温が高いほうが活性化する性質があるので、発熱してしまいます。

でも、病原体との戦いが終われば、これらの症状は治まり、体は元通りに。

参考資料:withPETS(日本愛玩動物協会)

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