保護猫をお迎えに行くときに準備しなければならないこともあるようですが、
「キャリーバッグ」は、動物病院へ連れて行くときなどの長距離の移動時には必要になります。
キャリーバッグはすぐに揃えられなくても、
動物病院へ連れて行くまでに、その猫の体型や性格などに合ったものを準備しておけば問題ないです。
キャリーバッグには、
🐾 プラスチック製と布製、
🐾 持ち運ぶもの、背負うもの、肩にかけるもの、
🐾 上から開けていれるもの、横から開けていれるもの、
いろいろなタイプのものがあります。
\たとえばこんな感じ/
キャリーバッグは移動(外出)する時に使う大事なアイテムです。
移動中に壊れたり、脱走されたりしたら一大事です。
写真や、文字情報(サイズ感)で正確に想像できればよいのですが、実際に届いてみると、
□ 思っていたより猫様のからだが大きくて、キャリーの中でキツキツだった。
□ そもそも猫様の体重も重いのにキャリーも重くて、想像以上の重たさになって運びにくい。
□ 猫様が嫌がって逃げようとして抵抗してくるので、扉が締めにくい。
□ 金具に不具合があった・・。
こんな失敗が待ち受けています。
ネットショッピングでも購入できますが、写真や文字(口コミ含む)の情報だけでは失敗することが多いので、キャリーバックだけは実際に見てからの購入をおススメします。
キャリーバッグの材質から選ぶ
プラスッチック製
プラスチック製は強度が高く、頑丈なことがポイント。
大きめのモノを用意しておけば成長した後も長く使えます。
キャリーバッグの中に入れると暴れてしまうような猫様や、大型で重量のある猫様に最適。
ただ、使わない時は置く場所に困ることも。
また、あまりに体重のある猫様の場合、なんとなく留め具が外れるような不安を感じることも。
購入前には、「留め具」の部分がしっかりしているかをチェックしましょう。
布製
コンパクトに折りたたんで収納できるのがポイント
軽量で持ち運びやすいのも魅力。
ただ、プラスチック製に比べると壊れやすいです。
フタ(扉)部のファスナーがしっかりしているか?
持ち手(ショルダーの縫製はしっかりしているか?
これらをしっかり確認しましょう。
移動のタイプで選ぶ
クレートタイプ:車移動
箱型のキャリーバッグのこと。
しっかりした構造と頑丈さがポイント。
車に乗せたりするときに固定しやすく、猫様が自由に動ける空間があるので、あまりストレスをかけずに移動できるのも魅力。
普段、異動に使わない時は「キャットハウス」としても利用可能。
普段からその中に入る習慣をつけておくと、いざという時の避難がスムーズに。
このタイプのキャリーはマットがないので、別っこで用意が必要。
リュックタイプ:自転車移動
背中に背負うので両手が空くため、自転車での移動に便利。
背中にフィットさせている分、鳴き声や動きを感じやすい。
ただ、いちいち降ろさないと中の様子をこまめにチェックできないのがデメリット。
でも、背中に背負わずに前向きで掛ければ、中の様子を見ることができますよー。
ショルダー・トートタイプ:電車移動
肩や手にさげて使うタイプ。
プラスチックのクレート(箱型)タイプより、自分によりフィットさせて移動できるので、鳴き声や動きを感じやすく安心でき、電車やバスなどでの移動などに便利。
リュックタイプに比べると前や横への移動も楽にできて、中の様子も確認しやすいです。
カートタイプ:徒歩移動
タイヤが付いているので、徒歩での長距離移動が楽にできます。
また、一度に2頭、3頭と入れることもできるので多頭で暮らしている人に便利。
サイズを確認
あまりピッタリしすぎるものより、中で方向転換ができるくらいのサイズを選びましょう。
ただ、猫様は狭いところが好きなので、あまり広い空間になるもの落ち着かずNG。
きゅぅきゅぅに狭すぎず、あまり広すぎないものを。
また、「こねこ」の時に購入する時は、成長を見越して購入しましょう。
猫様の成長は、あっという間です。
「こねこ」サイズでキャリーバッグを用意すると、すぐに使えなくなってしまいます。
また避妊や去勢をした猫は、想像以上に大きく(ぽっちゃり)になりますよ。
少しでも猫様が安心できるものを
猫様は、自分の縄張りから外に出ることに不安を感じ、嫌がります。
キャリーバッグに入れられる、ということは「縄張りの外に出る」ということ。
すべての猫が、おとなしくキャリーの中に入ってくれるとは限りません。
我が家の勝手に居ついた(?!)保護ニャン兄弟たちは、まず捕まえるのがやっと。
そこからさらに「キャリーバッグ」に入れようとしたら、そりゃもう大暴れ。
抵抗する時の猫様の力って、これがもう驚くほど半端ない。
ファスナー式の開閉タイプでは、まず無理です。
ファスナーを閉めようとモタついている間に、隙間から確実に逃げられちゃいます(苦笑)
我が家はプラスチック製のクレートタイプ。
バッ!と放り込んで、パタッ!と蓋を閉めます。
でも、これがまた、なかなかうまくいかないんですけど。
閉めた蓋(扉)も蹴破られるんじゃないかとヒヤヒヤするくらいの抵抗力。
留め具がしっかりしているか?使用前にちゃんと確認が必要です。
上からでも横からでも蓋を開けられるクレートタイプは、診察時にも便利だったりします。
猫様が怖がったり、暴れてキャリーから出せそうにない場合でも、上か横か片方しか開かないタイプのものより、その時の状況によってどちらかを開けることができれば、キャリーの中に入れたままでも獣医さんが診察しやすくなります。
キャリーバック選びはここをチェック!
キャリーバッグを選ぶときは
〇 脱走防止があるか
〇 通気性は良いか
〇 安定性はあるか
〇 持ち運びやすいか
これらを確認する必要があります。
ネットの情報(写真・文字)だけでは、細かくチェックすることが出来ません。
キャリーバッグは外出(移動)する時に使う大事なアイテムです。
移動中に壊れたり脱走されたりしたら、それこそ大変です。
小さなショップでは、なかなか品ぞろえに期待はできませんが、
実際に手にしてみて、こまかく確認してから購入することをおススメします。