そもそも「愛玩動物飼養管理士」って何の役に立つの?
動物たちと一緒に働くのでなければ、「愛玩動物飼養管理士」の資格の取得はぶっちゃけて言えば必要のないのかもしれません。
この記事では、
「愛玩動物飼養管理士」の資格を取得してみたけれど、そんなに役に立ってる感じはしないかも。
それでも・・・
についてまとめてみました。
役に立たない?
「大切なペットのために知識を得たい」と受講されている方もいますが、たとえば「猫がこういう時はどうしたらいいの?」「仔猫を拾ったときの対処法は?」というような知識を得たいのであれば、書店で売っている「猫の育て方」のような書籍を読んだほうが、愛玩動物飼養管理士を受講するより多くの雑学的知識を得られると思います。
あるいは、猫を適正に育てるだけなら、他の某通信教育にある「愛猫飼育スペシャリスト講座」などを受講したほうが善いかと思います。
「愛玩動物飼養管理士」の資格を取得する大きな目的のひとつは、「猫カフェ」など、「動物を扱う事業」を運営するにあたり、事業所ごとに1名以上配置することが義務付けられている「動物取扱責任者」の要件を満たすためのもので、「猫カフェ」の開業など、動物と一緒に働こうとする予定がなければ個人的には必要ないのかもしれません。
それでも私はこの資格を受講したことによって、
これまであまり関心のなかったことも学べて良かったなと思っています。
愛玩動物飼養管理士で学ぶことは、猫や犬だけでなく、鳥・ウサギやフェレットなどの小動物・トカゲやヘビなどの爬虫類まで、習性や飼い方、動物関係法令、人と動物の関係学、動物のしつけ・ペットの食事まで幅広く包括的に学ぶことになります。
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愛玩動物飼養管理士を受講するメリットとデメリット
【愛玩動物飼養管理士】を受講してよかったこと
愛玩動物飼養管理士とは?
「動物の愛護及び管理に関する法律」の趣旨に基づき、
愛玩動物の愛護及び適正飼養管理の普及啓発活動などを行うために必要な知識と技能を、「公益社団法人日本愛玩動物協会」の通信教育によって体系的に修め、所定の試験に合格し、協会より認定登録された方々のことを【愛玩動物飼養管理士】と呼びます。
\【愛玩動物飼養管理士】についての詳細は、コチラをチェック/
ペット関連資格で受講生数国内最大級【愛玩動物飼養管理士 2級・1級 】愛玩動物飼養管理士とは、動物の適正な飼育方法から動物愛護法や動物愛護の精神を多くの人に広める役割を担う、ペットのスペシャリストと言われています。
愛玩動物の「習性」を学ぶことが出来る
猫や犬だけでなく、鳥・ウサギやフェレット、チンチラなどの小動物・トカゲやヘビなどの爬虫類、「愛玩動物」と呼ばれるすべての「習性」を幅広く学ぶことができます。
逆を言えば、苦手な「爬虫類」などのことも勉強しなければなりません。
猫や犬ほどの取り扱いではないにしろ、これまで「カワイイ」と思っていてもあまり興味のなかったウサギやフェレット、チンチラなどの習性も学べることが出来たのは面白かったです。
適正に飼育・管理するための知識を学べる
その昔「愛玩動物」として私たちと一緒に暮らしてきたのは、猫や犬、ウサギやハムスター、インコやジュウシマツ、縁日で買った「ヒヨコ」が成長したニワトリ、ミドリカメくらいだと思います。
ですが今は、フェレットやハリネズミなど、少し珍しい動物を「ペット」として家族に迎える人も増えてきました。
ですが、その可愛さや珍しさだけで衝動的に家族に迎えてしまったため、その動物の習性や適正な飼養管理の知識の不足から
手に負えず、飼いきれなくなってしまった。
ご近所とトラブルを起こしてしまった。
「こんなはずじゃなかったのに・・・」そんな事例もあとを絶たなくなったようです。
ぉかーちゃんも以前、
ご近所さんとちょっぴりトラブルになってたよねー
だってさー。
子供のころは普通だったことが、今では迷惑だって言うんだもん~。
愛玩動物飼養管理士の受講では適正な「しつけ」の方法や、猫や犬、ウサギ、フェレットなど「この愛玩動物にはこういう環境を揃えてあげることが必要」といった知っているようで知らなかった、それぞれの適正な「飼養管理」について学ぶことができます。
愛玩動物の飼育に悩んでいる人の相談相手になれる
コロナ禍で生活に「癒し」を求めてペットを飼う人が増え、その需要が高まる一方で、
「店ではおとなしかったのに・・・」
「ニオイが気になる」
「アレルギーが出た!」
「思ったよりお世話が大変だった」
と、身勝手な理由で飼育放棄も相次ぎました。
なかには「収入減・生活苦」という理由で手放してしまう人も。
下の記事では「猫と暮すことの大変さ」についてまとめてありますが、これは他の動物でも同じことが言えるかと思います。
在宅勤務中はいつも一緒に居てすぐにお世話できたからよかったけれど、
在宅勤務の解除後に職場へ出勤することになったら「おとなしく留守番ができない」と、飼い主と離れるためのしつけ不足が原因のトラブルも急増しているようです。
これらはすべて、
「生き物と暮す」ということの「知識」がなかったために起きた問題と言われています。
そこで、このような可哀そうな仔たちを増やさないためにも、「ペットへの愛護精神と、適正飼養管理」を学び・・・・・・
「飼養」とか「管理」とか、上から目線的な言葉で好きじゃないのですが・・・
適正に護り育てる方法を学び、普及啓発活動を行うための必要な知識と技能を学ぶことができます。
テキストを読むだけで実技の講義はないので、「技能」はちょっと微妙かなぁ。
「普及啓発活動」も、人とのコミュニケーションが苦手な私にはちょと無理ですが・・・
愛玩動物飼養管理士という資格を持っていることで、相談されてくる人も耳をしっかり傾けてくれるのでは?と思います。
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動物関係の法令を学べる
動物関係の法令は結構なボリュームがあります。
しかも「法令」関係の文章って普通に読むと「漢字」は多いし、言葉は難しいし・・・。
普通に「愛玩動物」と暮しているだけなら、あまり関心のなかった「法令関係」ですが、「課題報告問題集」によって解りやすく学ぶことが出来ます。
とくに「知らなかった」では済まされない「罰則」など。
またテキストでは、法令の「原文」とともに、少し読みやすいように約して書かれています。
【愛玩動物飼養管理士】であることを自信をもってアピール!
この資格の受講者は、ペットショップや動物病院に勤める方々をはじめとし、
〇 OLやサラリーマン
〇 主婦
〇 学生
〇 ペットシッター
〇 動物担当の公務員
など、など実に多彩です。
資格を取得した人の多くは各職場での日常業務においてはもちろんのこと、地域でのボランティア活動など、ペットに関するさまざまな分野で活躍しています。
「愛玩動物飼養管理士」の資格は「動物取扱責任者」の選任要件のうちの「動物関係の資格」のひとつとして国や多くの自治体から認められています。
しかも国や地方自治体の事業への協力を行っているので、行政からの信頼も厚いのがこの資格の特徴です。
環境省:総合環境政策:愛玩動物飼養管理士養成・認定事業(公益社団法人日本愛玩動物協会)
つまり国や多くの自治体から認められているということは、動物にかかわるさまざまなシーンで、自分が【愛玩動物飼養管理士】であることを自信をもってアピールできちゃう!というわけです。
また、この資格を持っていることで信頼度も変わると思います。
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愛玩動物(ペット)と人間が平和に暮らすお手伝いができる
この資格を取ったからと言って、特別な権限や職業的な地位を持つものではありません。
なにか特別な権限が与えられるわけじゃなく、「こうしたほうがいいよ」「ああしたほうがいいよ」と、アドバイスすることくらいしかできないのですが・・・。
また、この資格ひとつだけで動物にかかわるすべての「職業」に就けるわけではありません。
この資格を取得したからと言って、獣医さんになれるわけでもなく、
トリマーになれるわけでもありません。
特別な技術が必要になってくるものはやはり、それぞれの「専門的」なところで学び、
それぞれの資格(免許)を取得する必要があります。
愛玩動物飼養管理士の資格は、「動物の愛護及び管理に関する法律」の規定による第一種動物取扱責任者の要件を満たすことができる、というだけのもの。
ペットの飼育方法について悩んでいる人に寄り添い「こうしたほうがいいかもね」と、適切なアドバイスすることができる、ただそれだけです。
「管理士認定制度」は昭和56年(1981年)に総理府の指導助言に始まったものですが、最近では「自分の育てている動物について詳しく知りたい」という想いから受講している人も多く、この資格を取得した人の中には、その後さらにさまざまな勉強を重ね
□ ペットシッター
□ しつけインストラクター
□ 動物看護士
□ 動物関連書籍の執筆・出版 などなど
これらの職業に活かしている人も多くいらっしゃいます。
正直に言えば、
特に「そのような仕事に就く予定がない」という人には、あまり必要のない資格なのかもしれません・・・
ですが、ここで学ぶことは知っていて損はないですし無駄にはなりません。
これまで知らなかった愛玩動物たちの「面白いこと」を多く知ることができます。
私自身、あまり興味のなかった爬虫類のことまで学ばなければならなかったけれど、それも「へぇ~、そうなんだ・・・」と思えることが多かったです。
なにより。
修得した知識を活かし、人と動物とが穏やかに「平和」に共生できる社会を作り上げていくこと。
その礎になることが出来ればきっと近い将来、人も動物も共に、幸せに暮らせる社会が誕生する。
動物と人間が穏やかに共存できる社会を目指し、その実現に向けたお手伝いをすることができるようにと始まったのがこの「愛玩動物飼養管理士」の資格なのです。
と、いうことで!
受講してみませんか?
2023年(令和5)年度春期資料請求受付中!
申し込みの締め切りは2023年4月15日です!
(11月試験:2023年2月初旬から順次、詳しい資料が届きます)
\気になったら今すぐ資料請求しちゃいましょ/
「愛玩動物飼養管理士」に興味をもたれたら読んでみてください
【愛玩動物飼養管理士】の受講で学ぶこと
【愛玩動物飼養管理士】になるために、次のようなことを学びます。
などなど。
愛玩動物飼養管理士の資格取得までの流れ
申し込みから認定試験までの流れ
申し込み
申込期間は「春期」と「夏期」の2回あります。
春の申し込み 2月1日から4月15日 (試験:11月第4日曜日)
夏の申し込み 6月1日から8月15日 (試験: 2月第4日曜日)
\お申し込みはコチラから/
受講・受験費用
受講受験料
〇 通信講座の教材費
〇 スクーリング受講料
〇 課題採点
〇 認定試験受験料
これらがすべて含まれて、32,000円(税込)です。
【販売】【保管】【貸出】【訓練】【展示】すべての責任者になれる資格なので、決して高い金額ではないと思います。
合格したら認定登録料として「8,000円」が必要になりますが、一度登録した後は、更新はありません。
申込書を返送し、受講受験料の振り込みが終わったら約2週間程度でテキストが送られてきます。
さぁ、勉強を始めましょう!
テキストが届いたら、いよいよ認定試験に向けて勉強の開始です。
そこに副教材として「ペットの飼養管理」が送られてきます。
テキストが届いてから2週間後くらいに「スクーリング資料」と「課題報告問題集」が送付されてきました。
「課題報告問題集」が届いたら本格的な試験勉強の始まりでーす!
「課題報告問題集」には「解答用紙」がついてます。
この「解答用紙」を提出し、「スクーリング」を受講しないと受験の資格は得られません。
ここ、ものすごーーーく、大事。
こちらの記事では、私がやった「勉強法」をご紹介!
と言っても、たいした記事じゃないですが(苦笑)
スクーリングには必ず参加します
スクーリングの日程が前もって決まっていたので、その日に合わせて「課題報告問題集」の解答の2回目が終わるように頑張りました。
課題問題集を2回やっていたので、講師の方々がお話しすることがある程度すんなり入ってきます。
私の受講した当時は、希望した会場へ出向き受講しなければなりませんでしたが、現在はオンラインでの受講だそうです。
現在は指定の受講期間(14日間)のうちどこかで受講すればよいそうです。
ただこのオンラインでのスクーリングを受講しないと認定試験は受けられないので、うっかり受講し忘れないように気を付けましょう!
なんか余裕がありすぎると忘れそうで怖いです・・・
オンラインでの受講がどのような感じになるか?わかりませんが、
当時参加したスクーリングは「お弁当持参」で講義の時間は10時10分から16時45分までと長丁場でした。
限られた時間内での講義だったので、講師の先生方々のまぁ「早口」なこと(笑)
講義内容は、この6つでした。
(講師は日本動物愛護協会の方や、獣医さん方々です。)
1日だけという限られた時間のなかで、このボリュームの講義を受講しなければならないので、
講師の方もなかなかの早口(苦笑)
カミカミする講師の方もいたりするので、聞きづらいところも・・・
駆け足気味でどんどん話が進んでいくので、会場でこまかく丁寧にノートを取る暇はほぼありませんでした。
あらかじめ送られてきていた「スクーリング資料」に書いてあるものと同じものがモニターに映し出されてお話されたので、講師の方が力を入れてお話されているところは蛍光ペンでマーカーし、不足部分なことをちょこちょこパッパっでメモしていきました。
今読み返すと、「これ、なんだったっけ?」そんなメモもあったりします(苦笑)
オンラインでの講義は、ゆっくり聞けそうでいいなーって感じです。
課題報告問題の解答を提出
スクーリングが終わると「課題報告問題」の提出締切日がやってきます。
必ず提出しましょう!
提出しないと認定試験を受けることが出来ません。
私はスクーリングの前に提出してしまいました
スクーリングが終わった後で、提出した解答用紙の採点と解答集が返送されてきました。
テキストを見ながら解答したのに、それでも間違いがあるんですよ(苦笑)
いよいよ認定試験です
試験は75分、60問。
認定試験の出題数は、課題報告問題集の半分です。(当時は)
いままで頑張ってきたことを出し切りましょう!
課題問題集と一語一句同じ!
という問題はさすがにないけれど、ほぼ同じ類似した問題ばかりでした。
「誤り(ひっかけ)部分」も微妙に入れ替わっているけれど、選択肢も類似したものばかり。
課題報告問題集になかった設問が試験に出た、という印象はなかったです。
なので、【課題問題集】をとことん繰り返し、正解の答えだけでなく、選択肢のなかの「誤り部分」もどう違うのか?しっかり覚えましょう。
難易度・合格率
とにかく、送られてきた「課題問題集」を繰り返し繰り返し解き、とことんやりこみましょう。
合格率は7割から8割と高いので、難易度はそれほど高くないです。
課題報告問題集をしっかりやりこめば合格できる内容になっています。
合格したら認定登録
合格通知が届いたら、認定登録をしなければなりません。
実は、合格しただけじゃ「愛玩動物飼養管理士」にはなれません。
認定登録をして、初めて「愛玩動物飼養管理士」になれるんです。
合格通知書と一緒に、「2級認定登録料」の振込用紙が同封されてきます。
はぃ。
認定登録してもらうのに、またお金がかかります
2級認定登録料は8,000円です。
ですが、一度登録したらその後の更新は不要。
認定登録の手続きが完了すると「愛玩動物飼養管理士名簿」に登録されます。
なので、私の名前も「愛玩動物飼養管理士名簿」の片隅にちゃんと登録されています
認定登録料のほかに【会費】というものがあります。
これは、日本動物愛玩協会の「協会費」です。
入会すると年6回、【with PETs】という機関紙が送られてきます。
この機関紙には、いろいろ新しい情報や、面白い情報がいっぱい詰まっているので入会する価値はあります。
認定登録の手続きを済ませると、資格認定証と管理士バッチが送られてきます。
愛玩動物飼養管理士になった今
もともと「愛玩動物飼養管理士」の資格を取得しようと思ったきっかけは、仕事(社畜)を辞めて【のんびりと猫カフェやろうかなぁ】という考えからでした。
それまで、このような資格があることは全く知りませんでした。
ただこの資格を勉強している1年の間に、「うちの大事な仔、ほかの人に触られるの嫌だなぁー」とか思ったりして「猫カフェの開業」は諦めましたが(苦笑)
猫カフェを諦めた私にとって今は、この「愛玩動物飼養管理士」の資格はそんなに役に立ってはいないかなぁ・・・と言うのが本当のところ。
ですがこの「愛玩動物飼養管理士」の資格を取得することは、自分と暮す「小さな命」のために。
猫になるのか、
犬になるのか、
ウサギになるのか、フェレットになるのか・・・
どの家族を選ぶかは解りませんが、共に暮らす「小さな命」の幸せを守るために、学んでおいて決して無駄にはなりません。
また、
愛玩動物飼養管理士の勉強をしたことで、こうして発信することにもある程度の自信が持てますし、ボランティアで保護活動をするときにも、
あ、私。
実は愛玩動物飼養管理士の資格もってるんですよ~
って、なにげにアピールできちゃいますし、ね(笑)
現場での信用も、愛玩動物飼養管理士の資格があるのとないのとでは変わってくるのでは?思います。
ということで。
「愛玩動物飼養管理士」の資格の取得が役に立つか?立たないか?は、これからあなたがどう行動するのか?それ次第かな・・・と。
特になにか特別「役に立つ」ことがなかったとしても、この資格を持っていることで「自分は愛玩動物飼養管理士なんだ」と、猫様はじめ動物への接し方への「責任」や「自信」も変わってくると思います。
無理な繁殖や、飼育放棄・虐待・多頭飼育崩壊なんかが問題になるたびに少しずつ見直される「動物愛護法」。
まだまだ見直さなければならないことが多いけれど、相変わらず「動物虐待」なニュースもちらほら。
そのうち、ボクたちとただ一緒に暮らすだけでも、こういう「管理士」の資格がないとダメーって、なる日も・・・くるのかもね。(たぶん)
「愛玩動物飼養管理士」の資格取得はまずは2級から。
2級の取得後、さらに知識を深めたいときは1級の受講もおススメ。
2級を取得していないと1級を受験することはできません。
\まずは受講してみませんか?/