【動物愛護運動】基本的考え方とヒトの利益。動物愛護との間の葛藤 

愛玩動物飼養管理
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 動物愛護の思想

イギリスに始まった近代の「動物愛護」の運動のきっかけ

それは、あまりにもひどい動物の虐待を防ぎ保護しようという
上流階級の憐みの情からだったんだ。

 

動物愛護運動の基本的な考え方

 

宇宙-sora-
宇宙-sora-

そんなことしたら
動物が可哀想でしょーーーっ!!

動物を「かわいそうだ・・・」と思いやる気持ち。
同情の気持ちが、
動物愛護運動の基本的な考え方になってるといってもいいかもしれません。

この想いは現代の動物愛護運動にも受け継がれているけれど、
ただ、現代の動物虐待の形というものは、19世紀のイギリスの頃のような単純なものではなく

 

実験動物は

その実験によって医学が進歩して、ヒトの命が救われる。

日常生活で使うイロイロな製品から受けるだろう有害なモノを少なくすることで、多くの人がその恩恵を受ける。

集約畜産は

生産性があがればコストは安くなって、消費者は安く「おにく」を買うことができる。

そうすれば畜産業者だって需要が増えて利益も増える。

頭では解っていても動物愛護とヒトの利益が相反して、葛藤が生まれちゃうんだ。

動物が、かわいそうでしょ!
動物に優しくしよう!

その感情に訴えるだけの方法だけだと、
「ちょっと!ヒトの利益とどっちが大事なの?!」

そんな価値評価の問題になってしまって
動物愛護運動は、たかい、たかーーーーい壁にぶつかってしまった。

 

だから「動物愛護運動」は、捨て犬や捨て猫を保護して、新しい飼い主を探すだけ。って、
ものすごく限定された運動しかできなくなっちゃった。

それでも。
2018年にこの資格を取得したのち、
2019年6月。

ようやく日本でも少しずつ、
少しずつだけど
「動物愛護」の法律が変わり、動き始めたんだ。

参考文献:愛玩動物飼養管理士テキスト2級-1
通信教育で学ぶ公益法人が運営するペットの資格【愛玩動物飼養管理士 2級・1級 】

 

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