【動物愛護論】理性的な存在である人は動物より優位にある-トマス・アクィナス的人間優位の動物観

愛玩動物飼養管理
宇宙-sora-
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と、その前に。
動物に対する考え方が
地域や風土によってどのように違うか?
ちょっとお話するですね

 自然環境や文化の違いによる動物への考え方

3つに分類される世界の風土

実は。
ボクたち動物に対する考え方って
自然環境や宗教、文化によって違っているんだって。

1935年に和辻哲郎って人が書いた【風土】っていう本の中では
風土が人間の性格を規定するとして世界の風土を
「砂漠型」「牧場型」「モンスーン型」の3つに分類。

砂漠型

厳しい自然条件:アフリカ・アラビア

【砂漠型】とは、自然は乾燥し、生物がほとんど存在しない厳しい環境。そこで暮らす人々は、動物を始め、まわりの自然環境を敵対する傾向がある
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敵対って、ちょとヘンかな。
でも、アフリカとかって槍を持って狩りするイメージだよね。
今の時代、偏見かもだけど。

牧場型

穏やかな自然:ヨーロッパ

【牧場型】とは、自然は穏やかだけどそれほど豊かじゃないから、「ヒツジ」などを家畜に。必要な牧草にしても、容易に管理できるから、人間の支配下におこうとする傾向にある。
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ハイジとかの世界かなぁ。
「ヒツジ」や「ヤギ」の群れを、
笛ひとつでコントロールしている、そんなイメージ

モンスーン型

四季の変化・自然の豊かな恵みと脅威:アジア

【モンスーン型】とは、季節風(モンスーン)によって「四季」がハッキリしていて、自然の恵みが豊かな環境。そんな土地では植物は繁茂し、動物も繁栄するから、人は自然に対して受容的になる傾向
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日本は四季があるから「モンスーン型」だね
なんとなく「あー」ってうなづけるとこ、あるよね。

自然の恵みが豊かだけれど、時として
モンスーンは台風ような暴風雨や洪水をもたらし、
その猛威に対して人は無力。

人は自然に対し、忍従的にもなるんだ。

各地の風土とそこに住む人間の性質や場の歴史の相互関係について論じられている。なかなか面白い視点から考察がなされている。普遍性に傾いた近代から、グローバリズムが叫ばれながらも地域性を重視するように変化してきている現代。そんな今、地域性の可能性を考える上で読み直されるべき一冊では。

読書メーター:yosiyosioさんの感想・レビューより

ちなみにギリシアの自然はね、
この、和辻哲郎さんによる分類では【牧場型】になるらしいよ。

ギリシアの自然は湿気を含まず穏やだったけれど、
あまり豊かではなくて
でも、ヒトは従順な自然をコントロールしやすかったんだね。

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ちなみに。
アテネの「ポリス」(都市国家)はね、
自分の土地を守り、
戦争で新しい土地や奴隷を手に入れながら発展していったんだ

ギリシアの自然は【牧場型】

奴隷を働かせることで、
その上に立つ市民階級の人たちは【戦士】としての生活と文化が守られてきたんだ。
人口およそ50万人。
そのうち、市民はたった21,000人程度。
あとは「奴隷」

ちゃっとん
ちゃっとん

映画とかで観たことあるから
なんとなく、イメージできるかも

そして、
アリストテレスは「奴隷」と「動物」を同じレベルで論じ、

アリストテレス
アリストテレス

奴隷と、
飼いならされた動物の使い道は
あまり変わらんっ。

とまで言ったらしい。

酷過ぎるよね。
本当にムカつくーぅ。

ものすごーーい偉人さんだったとしても、
ボクは、ますます

アリストテレスが嫌いになったんだ。

 キリスト教の神学者なのに?

アリストテレスの「人間優位の動物観」
旧約聖書の「動物観」
このふたつが西洋の動物観の基礎になっているんだ。

そこへ
さらにこのふたつの動物観を融合させて、西洋文明の中に深く定着させたのが

トマス・アクィナス

13世紀イタリアのスコラ学最大の神学者で、哲学者でキリスト教の神学者さん。
『神学大全』を著しスコラ哲学を大成したした人。

「スコラ」とは、教会・修道院に付属する学校のこと。
中世ヨーロッパのスコラ哲学は、このスコラで研究された哲学のこと。
ギリシア語で「スコラ」というのは、もともと「暇(ひま)」を意味していて、
働かない、ひまな人が集まるところが「スコラ」だった・・・らしい。

参考:教材工房「世界史の窓」より

『神学大全』はトマス・アクィナスの数ある著作の中でも最も有名なもの。

その『神学大全』で、
アクィナスはこの世に存在する生命・「命」の価値に格付けを行ったんだ。

一番低い階級は「生きているもの」
次に「動物」
上位が「人間」
そして、最高位が「主」

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「主」とは
つまり・・・神様?

さらに、トマス・アクィナスは『神学大全』でこう書いたんだ。

植物のように「生きている」ものは、すべての動物のためにあり、
そして動物たちは人間のために存在している。

したがってもし人間が、
植物を動物に役立たせるために使用し、
動物を人間に役立たせるために使用したとしても、

それは決して不当なことではない。

まず、「植物」が先に誕生したのは、その後に、「動物」が植物を食べるため。
そして、「動物」が「人間」より先に誕生したのは、

人間が動物を食べる(利用する)ため。

不完全なものは完全なもののために存在するのが、自然の秩序である。
神の意志により、自然の秩序の中で動物は、人間が利用するために存在している。

それゆれに、人間が食べるために動物を殺したとしても、
また、どのように利用したとしても、神の法には反しない。

(中略)
もし、聖書の中で動物に対する「残虐行為」を禁じていると思われる個所があるならば
それは動物に対する残虐さが、人間に対する残虐さを助長するからである。

愛玩動物飼養管理士2級教本(2018年)
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最後のほうは、
ボクにはちょっと ちんぷんかんぷん なんだけど

なんか
なんか・・・

そんな神様なんて
なんかムカつくぅ!!

ニンゲンにとっては、
どんなに有名で
どんなにエラぃ哲学者で、
そんなにエラぃ神学者でも

そんなこという奴らは、ボクたち動物からしたら

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けっ!


それでも。
人間も、「動物の一種」として捉えられているらしいんだ。
ただ・・・

人間が他の動物よりも上位に位置づけられているのは人間には理性があるから。

ということらしいんだ

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ボクにだって、
理性あるもん・・・(たぶん)

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