うちの仔。
宇宙-sora-は子猫のころから「毛割れ」がすごい。
なんか。
毛並みがボッコボコで、まるでお手入れしてあげていないみたいだから
SNSなんかでお写真をあげるときに、「可愛がってないんじゃない?!」なんて思われて気が引ける時も。

でも決して、手入れを怠っているわけじゃないんです。

とはいえ、ずぼらなんで。
他の下僕さんに比べたら、ブラッシングとかそんなにしてないほうかもですが
我が家に来たばかりの頃は、それほどでもなかったんだけど・・・。
宇宙-sora-は生まれつき「腎臓」(血液検査の数値)が悪く、
ブラッシングしてもすぐに毛割れしちゃうんです・・・。
猫様の「毛割れ」がなぜ起きるのか・・・そんなお話です。
そもそも猫様の「毛割れ」ってどんな状態?
被毛が「束」になって割れているように見えることを「毛割れ」と言います。
本来は、1本1本サラサラ~ふわふわ~している状態が正常なのですが、
毛割れした猫様の被毛は固まって「束」になってしまい、フェルトのような状態になることも。
フェルトのような状態になった被毛は、ブラッシングをしても綺麗にほぐすことができなくなっちゃいます。

猫様が毛割れする原因
猫様の毛割れの原因として、次の5つがあると言われています。
老化現象
皮脂汚れ
腎不全などの疾患
口内炎
栄養の偏り(ペットフード)
「老化」による毛割れ
猫様の毛割れの原因のトップは「老化」と言われています。
人間も、老化によって髪の艶がなくなったり、お肌の張りがなくなったり。
猫様も同じで、10歳を過ぎた「高齢」の猫様は老化現象によって毛並みが悪くなっていきます。
若い頃には濃かった色が、なんだか白ちゃけたり、
毛が細くなって、パサついたり・・・。

ボクももぅ、15歳すぎちゃったし
立派な「おっさん」
自慢だったアメショの渦巻きも、今ではぼんやり・・・。
猫様も、歳をとることで代謝が悪くなってしまい、体内の水分が減り乾燥しがちに。
皮脂も減少することで被毛に影響が出てしまいます。
栄養の吸収も悪くなるので、うまく被毛までいきわたらない・・・とも言われています。

毛がパサつかないように水分の不足に注意してー
タンパク質がしっかり摂れるご飯をあげたりー
ボクたちの生活に気を付けなきゃなんだよ~
さらに、猫様を取ることで体力も次第になくなっていき、毛づくろい(グルーミング)の回数も減っていきます。
猫様の毛づくろい(グルーミング)は、被毛や皮膚のお手入れをするための大切なもの。
ざらざらした舌で舐めることで、被毛のケアを自分でおこない毛並みをサラサラに。
体力がなくなり毛づくろい(グルーミング)の回数が減ることで、被毛のケアができなくなり毛割れが起きてしまいます。

ボクたちがちゃんと毛づくろいしているか観察するのも「下僕」の務め~
\被毛のケアには【CHUCCCAdry spa】がオススメ/
皮脂汚れ
猫様の毛割れには、皮脂による皮膚の汚れが原因のことも。
皮脂が多く出る場合、食事だけではなく、猫様の体質が関係していることも。
長毛種の猫様の毛割れは皮脂汚れが原因で起こると言われているようです。
日頃のブラッシングで毛割れを予防することもできますが、それでも毛割れを起こすようなら「シャンプー」してあげることもオススメ。
でもしっかり乾かしてあげないと、特に「長毛種」の猫様の場合は毛がガッチガチに固まって真綿のようになってしまうことも・・・。
\シャンプーが苦手な猫様には【CHUCCCA dry spa】がオススメ/
「腎不全」などの疾患
腎不全など
内臓疾患が原因のこともあるので、実はちょっと怖い猫様の「毛割れ」。
腎臓が正常な働きをせず「脱水」などを起こしていると、猫様の被毛にも影響が出てしまいます。
腎不全は猫様の死因の第1位。
急激に状態が悪化しちゃうこともあるので、ブラッシングしても毛割れもがひどく、いつもより元気がないなーと思ったら、まずは獣医さんで診てもらいましょう。

たかが「毛割れ」と侮るにゃかれ!
病気が潜んでいることもあるから要注意にゃのだー。
\腎臓病の早期発見には【尿】の管理も大事/
口内炎
猫様の病気のひとつとして「口内炎」もなかなか厄介。
人間も口内炎ができると、痛くて食がすすまなくなってしまうけれど、
それは猫様も同じ。
猫様も口の中が痛くなると、ご飯を食べたがらないし、お水さえ飲もうとしなくなることも。
大切な毛づくろい(グルーミング)も、口が痛かったらできなくなっちゃいます。

猫様の口内炎って、実は人間の口内炎よりもかなり重症。
人間の口内炎は、数日ちょっと我慢すれば治るけど、
猫様の口内炎は放っておけば治るってものでもなく、どんどん悪化する一方。
「そのうち治るよね・・・」が、とりかえしのつかなくなることも。
毛づくろい(グルーミング)をしようとしている猫様が口を痛がってできない様子なら、すぐに獣医さんに診てもらいましょう。
栄養の偏り(ペットフード)
まだ若く、腎不全など内臓疾患の疑いもないのに毛割れを起こしている場合は、「栄養不足」が原因のことも。
日頃の「ごはん」を見直す必要があるかもです。
食事の内容が毛並みに大きな影響を与えることも。
健康な被毛を保つためには、十分な「たんぱく質」と必須脂肪酸(オメガ3・オメガ6)をバランスよく摂取することが大事。
栄養が不足したり栄養バランスが偏っていると、毛や皮膚がパサつき、高齢の猫様じゃなくても毛割れを起こすことも。
毛割れ防止や症状改善には高品質な動物性たんぱく質を含むフードや、オメガ3・オメガ6をバランスよく含んだサプリメントを上手に使いましょぅ!
「たんぱく質」を補うために、ウェットフードをトッピングするのもオススメ。
ウェットフードは水分補給にもなるので便利。

でも、ウェットフードは「総合栄養食(主食)」ではなく「間食(おやつ)」なことが多いので、与えすぎには注意しましょ。
たかが「毛割れ」と侮るなかれ。
ふわっふわで毛並みがよく触り心地が良い猫様。
そんな猫様の「毛割れ」
お手入れしてないわけじゃないんだけど、な。
なんで毛割れしちゃうんだ?
可愛がってないわけじゃない!
ちゃんと愛情注いでるのに!
ブラシだって毎日かけてるのにっ。
なのにいつも毛はボサボサ・・・毛割れしちゃうんだ。
それ、もしかしたら「病気」の可能性も。
猫の被毛は健康のバロメーター。
猫様の毛割れの原因はさまざまです。
単に「老化現象」や「栄養不足」な場合もあれば、「病気」が潜んでいることもあるのです。
「高齢」の猫様が自分で毛づくろい(グルーミング)するのが難しいようであれば、下僕がブラッシングをお手伝い。

高齢猫に限らず、
普段からブラッシングしてコミュニケーションをとるのも大事です。
「栄養不足」なら、食事の改善(フードの見直し)を。
でも「毛割れ」だけではく、いつもと違う様子が見られる場合は、
もしかしたら腎臓疾患や口内炎などの「病気」が原因の場合があるのです。
ちょっとでも異変を感じたら、すぐに動物病院で診てもらいましょ。
人間の1日は、猫様にとっては「3日間」とも言われています。
ちょっと様子見てみようかなー・・・と思っていると、取り返しのつかないことにも。

猫様の口内炎は人間と違い、放置しても治らず悪化するだけ。
毛づくろい(グルーミング)しようとして口を痛がるようなら早めに受診しましょぅ