猫様の下僕の悲しき?!「あるある」
それは、猫様が獲物を捕まえ「おみやげ」を持ち帰ってくる、ということ。

今は「完全室内育て」が推奨されているので、昔ほど「おみやげ」を持ち帰る猫様もいないようですが・・・
猫様が「おみやげ」を持ち帰ってくるのは、下僕のためのプレゼント。
・・・と、思われていますが、実はそれ、ちょっと違うこともあるようで。
猫様はなぜ、下僕に「おみやげ」を持ってくるのでしょうか。
猫様が下僕に「おみやげ」を持ってくるのはこんなとき。
そんなお話です。

ねぇっ見て! こんなの捕まえたよっ。褒めてもいいよっ!

ねぇっ、見て!
ボク、こんなの捕まえたよっ!
しゅごいでしょっ。
ほめてもいいよっ!
自分が捕った獲物(戦利品)を、下僕に自慢するために見せにくる。
「狩り」ができたこをと褒めてほしくて、捕まえた獲物を見せに来ている可能性があります。

獲物をくわえた猫様がどこか「どやっ!」ってそんな表情してませんか?
そんなときは、とくに下僕にあげたいわけじゃなく、ただ自慢してもらいたいだけ。
褒めてもらえれば、それで満足。
持ってきた獲物も、その辺にポイっ!
そして片づけるのは下僕の役目。
だって、ぁたいが捕まえてあげなきゃ飢えて死んじゃうでしょ。

はぃ、これどーぞ。
ほんと。
下僕は狩りができないだもの。
ダメね。
あたいが捕まえてあげなきゃ、いつまでもご飯を食べれないでしょ。
ご飯が食べられなきゃ、そのうち飢えて死んじゃうわよ。

いや、さすがにそれは・・・
人間にお世話されて「ごはん」に困らなくなった猫様でも、「狩り」をするのは生まれ持っての習性。
でも人間は「狩り」なんてしませんから。
下僕のこと、「自分で狩りもできないダメなやつぅー」とか思って、自分が捕った獲物を分け与えてくれる・・・とも言われています。
獲物を捕ることができない下僕が「おなかを空かせていたら可哀そう」なんて。
猫様なりに心配してくれるのかも?!

余計なお世話ですーぅ。
そんなもんより、宝くじの「あたりくじ」でも拾ってきてほしいわー

アホなこと言ってないで、働けっ
狩りの練習用に捕ってきてあげたよーっ。

ボク、捕まえてあげたよー。
このくらいだったら、おかーちゃんでも捕まえられるでしょっ。
さぁこれで練習、練習っ。
ほら、やってみて!
こうやるんだよー。
捕まえた息も絶え絶えの獲物を目の前に落として、足の先でちょんちょんっ。
猫様が持ってきた獲物が「半殺し」の状態だったり、
今にも逃げ出しそうだったり。
そんなときは、「狩り」のできない下僕に練習をさせてあげよぅ!と、獲物を捕ってきているかもしれません。

ぶっちゃけ。
よけーなお世話ですぅ~
野性(野良)で生きる猫様たちは、
母(親)猫が「こうするのよ」と、仔猫に狩りをする様子を見せたり、
まだ狩りが下手な仔猫の前に弱らせた獲物を持ってきて、仔猫たちにトドメを刺させたりすることで狩りを教えます。

それを下僕にも実践しているわけなんですね・・・
せっかく捕まえた獲物。ここなら安全かな・・・

だって、せっかく捕まえたんだもん。
誰にもとられたくニャぃしー。
ここなら安全だよね。
自慢したいわけでも褒められたいわけでもなく。
ダメな下僕に「狩り」の練習をさせようというわけでもなく。
ただ「せっかく捕まえた獲物を誰にも横取りされたくない!」と持ってくる猫様。
おかーちゃんなら、ボクの大事なもの横取りしないよね。と安心している証拠。
でも、なくなったら嫌だしなー。
とりあえず、この辺に隠しておこ。

見つけ次第、没収です~
猫様から「おみやげ」をもらったら
下僕からしてみれば、あまり嬉しくはない猫様の「おみやげ」
時に、悲鳴を上げたくなるようなものを咥えてくるかもです。

せめて、宝くじの1枚でも・・・

まだ言うかっ。
んなもんっ、落ちてないやいっ。
猫様は下僕に嫌がらせをしようとして「獲物」を持ってきているわけではありません。
なので、猫様から「おみやげ」をもらったら、軽く褒めてあげましょう。
そして、いただいた「おみやげ」は猫様がみていない隙にそ~っと片づけましょぅ。
大げさに喜んでみせると「おかーちゃんに喜んでもらえた!」
また捕まえてこよう!と、次の狩りに精を出してしまうことになりかねません。
とはいえ。
「ちょっとーなにやってるの~;」と怒ったり、褒めずに放置したりするのもよくありません。
持ってきた「おみやげ」が気に入らなかったと思い、「次こそ喜んでもらおう!」と、
これはこれでまた、次の狩りに出ちゃうことになりかねません。
「狩り」は猫様の本能(習性)
やめさせることはできません(笑)
「おみやげ」・・・やめさせたぃ
「狩り」を失敗させるために、首輪に鈴をつけるという策もあります。
鈴が鳴ることで猫様がどこにいるか分かるというメリットもあります。
ですが動くたびに耳の近くで鳴る鈴は、聴覚のよすぎる猫様にとってはかなりのストレス。

ボクの首輪にも、鈴がついてるよ

実際のところはどう感じてるかわかりませんが、宇宙-sora-の場合は赤ちゃんのころからなので、特に気にしてはないようです(と、思いたい)
もし、猫様をお外に出している場合は「完全室内飼い」にすれば、獲物を捕る機会もなくなります。
機会がなくなれば「おみやげ」も貰わずに済みます。
ですが、時として
獲物のほうから家の中に入ってくることもあるんだな、これが(笑)
下僕としては、あまりうれしくはない猫様の「おみやげ」。
ですが、猫様にとって「狩り」をすることは生まれついての習性であり本能。
「おみやげ」は、下僕のことが大好きだからこそ、持ってきてくれるもの。
「おみやげ」をもらっても、大げさに驚いて悲鳴を上げたり叱ることはせずに、
「ありがとー」と、穏やかな気持ちで猫様の好意を受け取りましょ。
受け取った獲物は・・・猫様がみてないときにそっと片づけてね。
(場合によっては消毒も忘れないよぅに)
「おもちゃ」が有効的?
猫様の「狩り」の欲求を満たしてあげるために、追いかけたり捕まえたりできる「おもちゃ」を用意してあげるのも、ひとつの策。
下僕も積極的に一緒に遊んであげて、「狩り」以外で猫の運動量を増やして満足させてあげましょう。