宇宙-sora-物語

ボクの生きてきた日々

宇宙-sora-物語|宇宙-sora-が生きた日々の記憶【ボクのごはん茶碗】

ねぇ、おかーちゃん。憶えている?あの日のこと・・・  ボクのごはん茶碗 ボクの「ごはん茶碗」は、おかーちゃんの「手のひら」。ボクがこのお家に来たばかりのころ、銀色の平べったいお皿の中にカリカリをちょっと入れてお湯でふやかして食...
ボクの生きてきた日々

宇宙-sora-物語|宇宙-sora-が生きた日々の記憶20|真剣だったボク

ねぇ、おかーちゃん。覚えてる?・・・あの日のこと。あの日のボク、割と真剣だったんだよ。宇宙-sora-が生きた日々の記憶の物語。
ボクの生きてきた日々

宇宙-sora-物語|宇宙-sora-が生きた日々の記憶19|【とんぼ】さんとボク

宇宙-sora-が生きて来た日々のある日のお話。宇宙-sora-がまだ小さかったころの記憶。ぽつり、ポツリと思い出話。
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ボクの生きてきた日々

宇宙-sora-物語|宇宙-sora-が生きた日々の記憶18|ボクとおかーちゃんの消えない「絆(きずな)」

おかーちゃん(下僕)の手首に今も残る2本の爪痕は、愛する我が子とともに生きた証、消えない絆。
ボクの生きてきた日々

宇宙-sora-物語|宇宙-sora-が生きた日々の記憶17|ボクと座敷童の3日間

ボクたち猫もかなり自由奔放なイキモノだけど、人間の子供だってかなり自由だよね。ボクがまだ小さかったころの、ボクのお庭で起きたそんな珍?!事件
ボクの生きてきた日々

宇宙-sora-物語|宇宙-sora-が生きた日々の記憶16|獲物を捕まえた!はずが・・

ボクは、小さなお友達と遊ぶのが大好き。小さなお友達と遊ぶボクを「残酷」と思う人もいるけれど、これは、ボクたち「猫」の本能だから・・・仕方にゃい。その日、ボクは「小さなお友達」を捕まえた!・・・はずだった。
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宇宙-sora-物語|宇宙-sora-が生きた日々の記憶15|はじめての・・・

ボクにとっての「はじめての〇〇」。はじめての「ともだち」、はじめての「ガールフレンド」、はじめての「同居猫」。このお家に来てからボクの周りにはいつも誰かがいた。ボクは「おかぁちゃん」や兄弟と離れ離れに暮らすことになってしまったけれど、ボクは寂しくなかった。
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宇宙-sora-物語|宇宙-sora-が生きた日々の記憶14|あの頃

おかーちゃんたちが時々「あの頃って、どうやってあんな生活してたんだろうね」と話しているのをボクは耳にする。「あの頃」。それはボクがこの家に来て1年くらいのことだ。あの頃のボクは、朝とお昼だけじゃなく「夜のお散歩」も日課のひとつだった。
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宇宙-sora-物語|宇宙-sora-が生きた日々の記憶13|木登りが出来ないボク

ボクにはできないことがある。そのうちのひとつが「木登り」。生まれてから今日まで、ボクは木登りをした記憶がない。お外に遊びに出るたびに、何度か挑戦してみたけれど、やっぱりうまく出来なかった・・・。
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宇宙-sora-物語|宇宙-sora-が生きた日々の記憶12| おかーちゃんに怒られた日

ほとんど怒ることのない「おかーちゃん」だけど、ボクは一度だけ、思いっきり怒られたことがある。怒られた理由は、「おかーちゃんと一緒に寝なかった」というアホな理由だった。それ以来、ボクはおかーちゃんと一緒に寝るようにしている。そんな「おかーちゃん」も時々、帰ってこない日があった。
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宇宙-sora-物語|宇宙-sora-が生きた日々の記憶11|ボクのお気に入りのハーフ毛布

なっちゃんがボクの前に姿を見せなくなって、このお家からニオイも少しずつ消えていった。そんなある日、ふわふわとした毛布をおかーちゃんが買ってきてくれた。それはボクの名前「sora」にちなんだ空色の毛布だった。ふわふわの毛布はどこか「なっちゃん」が一緒に居てくれるような心地よさで、ボクは一人ぼっちのお留守番も寂しくなかった
ボクの生きてきた日々

宇宙-sora-物語|宇宙-sora-が生きた日々の記憶10|「なつ」とお別れ

ボクが連れてこられるまで、この家には「なつ」が使っていたものが多く残っていた。おかーちゃんは、なつが戻ってくるのを、心のどこかで待っていた。ボクが連れてこられたのは衝動的なことだったのだ。おかーちゃんは、片づけられなかった「なつ」の物を片づけ始めた。そして、ボクの物がどんどん増えていったある日、「なつ」の影が消えた。
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宇宙-sora-物語|宇宙-sora-が生きた日々の記憶⑨|「ボクの初体験」

ボクがこの家に来てから1か月が経とうとしていた。ボクはまだ「外」という世界を知らなかった。ボクは外という世界を知らなかったから、別に出たいとも思わなかった。部屋の中にだけで過ごすことが、もう当たり前だと思っていたから。それでもボクはもう、十分に幸せだった。でもその日はとても気持ちよく晴れた日だった。ボクは外に出た。
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宇宙-sora-物語|宇宙-sora-が生きた日々の記憶⑧「初めてのどうぶつ病院」

「本当の家族になった日」から数日後、ボクはまた車に乗って知らないところに連れて行かれた。でもそこへはそれっきり行っていない。なぜならボクのお家にはちゃんと「かかりつけ」のどうぶつ病院があったからだ。なのに「提携病院だから」とペットショップの店員がこの病院へ連れて行くようにしつこく言うのだ。だから仕方なく来たのだけれど。
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宇宙-sora-物語|宇宙-sora-が生きた日々の記憶⑦「ボクが本当の家族になった日」

ボクが「男の子だった」と電話があった次の日、ボクはお店に連れて行かれた。やっぱりボクは「いらない仔」だったのかな。そう思っていたけれど、返品を断る店員に「はぁ?!返せと言われても返しませんよ?この子はもぅ、うちの子ですし!何を言ってるんですか?!」と、おかーちゃんが言う。それにはボクもお店の人も戸惑ってしまった。
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宇宙-sora-物語|宇宙-sora-が生きた日々の記憶⑥「ボクの名前は宇宙-sora-」になった

ボクがこの家に来てから1週間が経とうとしていた。ボクのお尻の下の小さなサクランボは日増しに大きくなっていった。ばーちゃんはまだ、ボクを女の子と信じていたけれど、おかーちゃんは「これって、男の子のアレだよね」と疑っていた。そんなある日、お店から電話がかかってきて、ボクが男の子だと伝えられてしまった・・・。
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宇宙-sora-物語|宇宙-sora-が生きた日々の記憶⑤|「ボクの名前は-sora-」

ご飯を食べてお腹がいっぱいになったボクは、もう少しこの家の中を調べて歩いた。だけど、おかぁちゃんの姿も兄弟の姿も見つけることができなかった。心細くなって泣きそうになった時、ボクはまたあの視線を感じた。それは、この空間にわずかに残る同族『猫』のニオイの持ち主の視線。ボクはその姿を捜し、見つけた。
ボクの生きてきた日々

宇宙-sora-物語|宇宙-sora-が生きた日々の記憶④「いざ、お家へ」

ボクが引き渡されるとき「ここから家まで車で15分から20分くらいかな」と、おかーちゃんになる人間はそう言っていた。15分から20分という長さがどのくらいなのかボクには解らないけれど、この箱の中に入れられてからもうずいぶん経った気がする。ボクはいったい、いつになったらお家に帰れるのだ?!っていか、ここ、どこだ?!
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